1番逢いたい人2(黒) (ページ20)

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ラ｢全然だよ！！
…ていうかさ、今日、
僕らがバスに戻ってきた時
Aちゃん泣いてたのって
本当に佐久間くんから
メンバカラーの秘話聞いたからなの？｣

ﾄﾞｷｯ
ラウくん相変わらず
なんでこんな鋭いんだ…。

｢…う、うん。
感動したのはほんとなんだけどさ、
実はね…｣

私はラウくんには
隠し事が出来ないと思って、
さっくんから言われた嬉しいことを
話し始めた。

ラ｢へぇー！
佐久間くんちょっと
くさいけど良いこと言ったね！｣

さっくんもそれ言ってたな。

｢…う、うん。
だから蓮にとってそんな
安定剤とかなれてるか
分かんないけど嬉しくて
泣いちゃったんだよね…｣

ラ｢いや、ほんとなってるよ！
Aちゃんは！！
僕、めめと一緒にいること
特に多いから分かるよ！｣

｢…え？ほんとに？｣

ラ｢うん！めめも普段あんな感じ
だけど、Aちゃんのことに
なるといつも必死でさ、
…そうそう、こないだ
Aちゃんが出張行ってる時も
昨日の夜、Aちゃんから
電話が来たんだって
嬉しそうに僕に話してたよ♪｣

｢…そ、そうなの？｣

ラウくんがそうそう！
それはもう満面の笑みでね！
と続ける。

…そうだったんだ、
やっぱ澪の言う通り
電話して良かったな。

ラ｢…だからさ、
僕からもお願いね、
めめのこと！
これからもよろしく！
Aちゃん♪｣

と、永野さんの格好になった
ラウくんに言われる。

｢…う、うん！
ありがとう！ラウくん！！｣

また泣いちゃうかも。

ラ｢…あ！また泣くのはよしてね！
僕こそめめに殺されるから！｣

｢…はははっ！うん！
我慢するね！！｣

ラウくんがじゃあ行ってくるー！
と言って皆さんが待っている
部屋に急いで行った。

…ほんとさっくんも
ラウくんも皆さんも優しいな。

そして蓮は皆に愛されてるな。

私もほんとそれに応えるべく
頑張らなきゃ！！
私はまた気合いを入れ直していた。