再会 ページ1
澪と翔太くんに話してから
大分気持ちも落ち着いて、
明日がそれスノの収録日でして、
…しかも泊まりのロケか。
はぁー。
明日蓮に謝ろうと思ってるのに
泊まりって聞くとなんかソワソワ
してしまう。
いや、気持ち落ち着いたわけじゃん、私！
頑張れ、私！！！
うん、蓮のこと好きなわけだし、よし！！
とりあえず、今日の仕事頑張ろう！！
と、気合いを入れていた。
今日は、また違う現場に来ていて、
…ん？
特番で漫画特集かー！
私、運良いこと多いな！
こないだも役得だったし、
この調子で明日も頑張れるかも！！
と思っていた時、
高｢……え？A？｣
｢…はい！ってえ？高倉くん！？｣
高｢…ははっ！こないだと
全く同じ反応じゃん！！
てか、また会うなんて運命かもな♪｣
｢…いやいや！！
運命とかじゃないけどさ、
…なんでここに！？｣
いきなり、また高倉くんに
話しかけられてびっくりしたけど、
ここ、東京だし、なんでここに！？
高｢…相変わらず意外に
はっきり言うな〜笑
…あぁ！こないだの番組での
先生が好評でさ、この特番でも
出演依頼があって、俺も
付き添いできてるってわけ。
こないだのAとは逆で
俺がこっちに出張しに来てんな！｣
｢…あ、そうなんだ。
確かに逆だね。｣
高｢…おぅ。俺はまたAに
会えて嬉しいけど。｣
ﾄﾞｷｯ
そ、そうだ！！
こないだ翔太くんにも
言われてきっぱり言わなきゃ
いけないし、良かったかも！！
｢…あ、あのさ！
高倉くん！！｣
高｢…ん？何？｣
｢…後からさ、ちょっと時間あるかな？
話したいことがあって…。｣
高｢…あるけど。
ここじゃ話せないこと？｣
｢…う、うん！｣
高｢…そう。
じゃあ！まぁとりあえず後からな！｣
｢…うん！後からね！｣
と、高倉くんは去っていった。
よし！！！！
約束取りつけられたし良かった！！
…でも、ちょっと憂鬱だな。
高倉くん傷つくかな。
…いやいや、でも私は蓮のこと
好きなんだし！
そしてまずは無事にこの
収録が終わるよう頑張ることだ、私！
と、また気合いを入れ直していた。
阿｢………｣
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年4月11日 17時
