1番逢いたくて逢いたくなかった人(黒)番外編

料理 ページ41

あーお腹すいたな。

今日もそれスノ以外の収録で
別の番組の現場に来てるんだけど
料理番組でさっきから
美味しそうなんだよなー。
食べたいなー。
私も一人暮らしだから料理は
するんだけど、適当なんだよね。
なんかたまには蓮に
振る舞ったりできたらいいんだけど。
彼氏の体調管理とかも
大事なことだろうし。


あ、そうこうしているうちに
収録が終わった。
片付け片付け。

｢お疲れ様でしたー！｣

ス｢お疲れ様ー！｣


よし片付けも終わったし
帰るか。


舘｢…あれ？Aちゃん？？｣


｢あ、舘さん！｣


帰ろうとしてたとこ
TV局の廊下で舘さんにばったり会った。

舘｢今日は何かの収録の現場だったの？｣


｢はい！そうなんですよ！！
料理番組の収録で！
私、料理出来ないし凄いなーって
思いながらとお腹すかせてました！｣


舘｢ははは！面白いねぇ。
相変わらず目黒の姫は。｣

舘さんまで姫って！！


｢いやからかわないでくださいよ！！｣


舘｢ごめんごめん笑
てか、なんかAちゃん料理しそう
だから意外だけど、出来ないって。｣


｢そうですかね？
いやー1人だから毎日適当なんですよね。｣


そうそう、
1人だと何でもいいもんね。


舘｢まぁ。確かにそうなるかもね。
1人だと。…あ、もし良かったら
俺料理教えるからたまには
目黒にAちゃんの手料理振舞って
あげれば？｣

｢…え？｣


あ、確か舘さんって
料理得意だったよな！
フランベさせてたの
YouTubeで見たぞ！！

｢…あーいや私もさっき
思ったんですけどね、
でもうまくできる自信なくてですね。｣


舘｢大丈夫大丈夫。
俺のレシピ通りすればうまくいくよ。
それにどんなのでも目黒は
絶対美味しいって言ってくれるよ！
彼女作ったものならね！｣

そんなもんなのかな？


｢そ、そうですかね？
…じゃ、じゃあよろしくお願いします！｣


舘｢うん！じゃあレシピLINEで送るね。
じゃあまたそれスノの収録の時に。｣


とロイヤル感溢れさせながら
去っていた舘様改め舘さん。
やっぱさすがだな。
そしてやっぱ優しいな！

うまくできるか分かんないけど
とりあえずやってみよう！

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