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京「…Aと目黒。ほんと良かったね。」




きょもくんが私達を見てにっこりと
微笑んでそう言った。




…きょもくん。



やっぱり優しいな。



私はそう思って、ちょっと恥ずかしくなりながらも






「…う、うん。ありがとう。きょもくん。」






目「…京本くん、ありがとうございます。」






そう返事をして、めぐも同じく
きょもくんにお礼を言った。









佐「にゃはは!うん!ほんとに良かったよねー!」





愛未「そうそう!
まぁ、Aが私と目黒が両思いかもとか
勘違いするしてなかっらもっと早く…
あ!そういやさ、目黒!私、思い出したんだけど!
あの時、その目黒にチョコ渡してって
言った女の子、原田さん?から後から
目黒くんにチョコ返された!
京本さん渡してって言ったのに
ひどい!とか逆恨みされたんだけど!」




「ご、ごめんなさい…。
え、そうだったの!?」





愛未「うん!逆恨みの他ないわよねー!」




と、愛未がほんと最悪だったと
嘆いていると、







目「そうだったんだ。
まぁ、でも京本が俺に
自分で直接返して来いって
言ったんだし、俺にそんなこと言われても。」




愛未「はぁー!?
目黒のせいでしょ!
てか、そもそもあんたがAに
大事なこといつまで経っても
言わないから今までこのままだったんじゃん!」




目「余計なお世話だし。
うるさっ。」




愛未「目黒、あんた、あんま調子に乗るんじゃ、」





佐「まぁまぁ!愛未、落ち着いて!」





京「…ほんと、ほんと。」


さっくんが愛未をなだめて
きょもくんも呆れたようにそう言う。






…や、やっぱり2人って
喧嘩するほど仲良いってやつなのでは?
私がその様子をじっと見ていると、






コソコソ

岩「…ぷっ!大丈夫大丈夫。
目黒はほんとにAちゃんのことしか
見てないって。」




「…え、あ、ひーくん。
いや、別にそんな不安に思ってるとかでは、」





岩「さっきから、顔に出てたって。
2人、やっぱり仲良いなぁって。」





「…う、そ、それは、」





めぐとは反対横にいるひーくんが笑いながら
そうコソッと私に話しかけてきた。


何故、すぐバレるのだろうか…






岩「…今日もさ、目黒、Aちゃんが
取材するってなって嬉しそうに
してたしさ。」





「…え?」





岩「いつもより、5倍増の笑顔だったな。」






「…あ、」






…そういや、日高さん達も
同じこと言ってたかも。

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作者名:さつき | 作成日時:2021年9月23日 16時

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