言えなかった気持ち(黒)5 (ページ18)

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愛未｢はははっ！
いやー、良かったわ！
私達が一生懸命煽ったかいあったわ！！｣

｢あ、煽った？
というか、なんで、笑ってんの？｣

愛未に電話すると、
そう言って目黒、中々攻めてきたね！
とまた笑っている。

…いや、だからなんで笑って、

愛未｢ま、これであんたも
チョコ目黒にやるしかなくなったわね！｣

｢…う、うぅ、で、でもね！｣

愛未｢はいはい、その
高校生の時に目黒が言ってた
気になる人がいるって言うのが
引っかかるわけね。Aは。｣

｢……う、うん。｣

愛未がまぁ、相変わらずうじうじ
してるけど、随分素直に
なったじゃん♪と楽しそうに
話をする。

……その気になる人って、

京｢…言っとくけど、気になる人に
気になる人がいるとは言わないから
愛未ではないと思うよ。｣

｢…え、そうかな？
………って、え！？
きょ、きょもくんいたの！？｣

佐｢にゃはは！！
ちなみにオイラもいるよ！A！｣

｢さ、さっくんまで！！｣

今日はグループ通話とかしてないのに！！
なんで！？？

私が不思議に思っていると

愛未｢はははっ！ごめん、ごめん！！
A！！ちょうど、さっくんが
お兄ちゃんに借りたい漫画があったらしくて、
私達の家に寄っててさ！
それで、私もお兄ちゃんの部屋で
一緒に居たらAから電話がかかってきて
2人も気になってたから
スピーカーにしてたんだよね！｣

さ、最悪だ！！

…いや、まぁ、2人ならいいのか。

色々、もう聞いてもらってるわけだし。

私がトホホと思っていると、

愛未｢ま、でさ、お兄ちゃんが
言うようにそんなん気にしないで
チョコ渡しな、目黒に！｣

｢………うん。そうだね。｣

……そうだよね。

理由はどうであれ、
め、めぐからチョコ欲しいって
言われたわけだし、

私がそう思って、頑張って作ろうと思って
返事をすると、