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愛未「…って感じだったから
私からのチョコじゃないし、
目黒のこと1ミリも好きじゃないから!」
「そ、そうだったんだ。
いや、1ミリもって。」
…そ、そんなに?
愛未「ほんとそうなんだって!
てか、私、高校時代そんなに
目黒と話したことないって
言ってたじゃん!」
「…い、いや、まぁそう聞いてたけどさ、
チョコ渡してたって聞いたから。」
愛未「はぁー。こんなことに
なるんだったら目黒くんにチョコ渡して
って言うの断れば良かったわ!
というか、大体誰よ!!
私のAのことそんな風に
目黒と男友達みたいとか言った奴は!!」
「…う、うーん、名前とかは
分かんないけど。」
愛未「高校時代の友達に聞いて
調べあげて絶対に一言文句言って、」
「え!?ちょ、ちょっと愛未!?」
愛未が携帯を取り出して
そんなことを言ったので
それはやめて!!と思って
愛未をとめようとすると、
京「愛未。落ち着きなって。」
「…あ、きょもくん。」
きょもくんが冷静に
愛未にそう声を掛けた。
愛未「だって!!
お兄ちゃんも腹立つでしょ!?」
京「…まぁ、そうだけど。
でも、僕はやっとAが
話してくれたからそれだけで
いいって言うかさ。」
「……きょもくん。」
きょもくんが私の方を見て
そう微笑む。
愛未「…まぁ、確かに。」
「……ごめんね。2人とも。
私、さっくんもだけど
皆が心配してくれてるの分かってたんだけど、
愛未がその、…めぐのこと好きなんだって
思ったらどうしても言えなくてなっちゃって、」
……そう。
どうしても言えなかったんだ。
愛未「ばか!!
すぐ言いなさいよ!!」
京「うんうん。」
「…え?あ、愛未。」
愛未がちょっと泣きながら
私に抱き着いてきた。
愛未「…そんなさ、例え好きな人
被ったとしても私、Aのこと
嫌ったりとかしないから。
…だから、何でも今度からは
話してよね!」
そう、今度は笑って私に言ってくれた。
……愛未。
「……うん、そうする。ありがとう。愛未。」
私はいつ間にか出ていた
涙を拭いて笑顔で愛未にそう言った。
…ほんと、ありがとう。愛未。
それで、愛未と笑いあっていると、
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作者名:さつき | 作成日時:2021年9月23日 16時