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岩｢…な、だから、聞いてみたら？
愛未ちゃんに。｣
｢……はい。ありがとうございます。
愛未に聞いてみます。｣
岩｢…うん。｣
私は、意を決してそう返事をした。
…そうだよ。
勇気出して聞いてみよう、私！！
そうと決まったら、
岩｢まぁ、今すぐじゃなくても、｣
｢ひーくん！
ありがとうございます！
私、今日、愛未の家行って
聞いてみます！！
…それで、2年前のことやこないだのことも
話してみます！！｣
うん！！
こういうのは早い方がいいよね！！
私が思わずガッツポーズをしてそう言うと、
岩｢……あ、うん。ぷっ！頑張れ。｣
ひーくんが一瞬、呆気にとられた顔を
してたかと思うとまた笑いだして
私の頭にポンと手を乗せた。
｢…あ、ありがとうございます。
というか、ひーくん私のこと
面白がってます？｣
岩｢い、いや、そんなことないけど
Aちゃんって猪突猛進って感じで
面白ぇなって。ははっ！｣
｢ぜ、絶対に面白がってるじゃないですか！！｣
めちゃくちゃ笑ってるし！！
私が立ち上がってそう言うと、
岩｢そ、そんなことないって。
ま、その調子で目黒にも
好きって早く言えたらいいね。｣
｢…そ、それはちょっと、｣
岩｢そこはしおらしくなんのね。
ぷっ！ほんとおもしろっ。｣
｢だ、だからバカにしないでくださいって！！｣
また笑いだした…というより
爆笑しだしたひーくんに
怒っていた私だった。
私のことツボなんだろうか、ひーくんは……
いまだ笑いがとまらなさそうな
ひーくんをじっと見つめながらも
また改めてお礼を言い、
その場で別れてその足で
愛未の家に向かった私だった。
確か、今日休みって言ってたし、
家にいると良いけどな。愛未。
？｢…あ、やっぱり、照とAちゃんだ。｣
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年9月19日 20時
