言えなかった気持ち(黒)4 (ページ31)

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…それで、電車から降りて
私の家の方向まで歩いてるんだけど、

目｢………｣

いや、なんでずっと無言なの！？

なんか、怒ってるみたいだし！！

…いくら友達だからって、
そんな心配しなくてもさ、

………多分、さっき、電車の中で
携帯見ようと思ったら
充電切れてたから多分だけど、
連絡取れない私を心配した
由美が愛未に連絡して、
それを聞いためぐが
友達として優しさで大丈夫かって思って
来てくれたんだろうと思うんだけど、

と、勝手な憶測を思い巡らせながらも
私がどうしようかとめぐの様子を
隣から伺っていると、

目｢……さっきの何あれ？｣

｢…え？さっきのって？｣

めぐが私の方をじっと見て
そう言ってきた。

目｢…さっきの俺、来なかったら
そのままあの人の家、着いて
行ってただろ。｣

｢ん？家って？｣

ちょっと、よく分かんないな。

私が頭に？マークを浮かべていると、

目｢…はぁー。
ほんと、なんでそんなんも
分からずにまた合コンなんか
行くわけ？｣

｢い、いや、分からずにって、｣

目｢……ほんと鈍すぎだから。｣

めぐはそう言うとまたはぁー。と
ため息をついている。

ﾑｶｯ

…いや、おかしくない！？

なんで私がそんなこと
めぐに言われないといけないわけ！？

そう思った私は、

｢…べ、別にそんなことないから！
大体、私が合コン行こうが
何しようがめぐには関係ないじゃん！｣

目｢は？｣

そうだよ！！

てか、私、大学生の時も
こんなこと言った気がするし、

ほんとめぐには関係ない！！

そう怒りが収まらなかった私は
続けて、

｢…別に頼んでもないし！
めぐに来てくれとか！
多分だけど、愛未から聞いて
心配して来たのかもだけど
余計なお世話だから！だから、｣