【ハイキュー!!】『おい、なんで尻触ってんだよ...俺男なのに...』及「part２!!」【男主】

『シリアルだね…』影｢おう…｣日｢誰かギャグを…｣ ページ40

影山side

Aの姿が見えなくなっておそらく30分くらいたった
この辺は先生達もいねぇーからゆっくり走るやつが多いだろうな

でも俺と日向はAの次を走ってる
それも気を抜かずにな
隣ではずっと変な奇声を上げながら走る日向がいる


日｢うりゃあああ!!うおお!!あちょぉおお!!…ってあれ？…A？｣


もう、Aに追いついたのか？


影｢なんで、座って…A！？｣


壁に寄りかかって座っているAの顔は真っ青で、ぐったりしていた


影｢A！？A！｣


肩を揺らしても返事はない


日｢俺、先生呼んでくる!｣


日向は急いで走っていった
それじゃあ間に合わない、そう思った
俺はAを担いでいつも以上に走った
すごく軽い

学校に着くと日向と先生が急いで寄ってきた
既に救急車は呼んであるとのことだ
まだAは目を覚まさない

救急車が来て、Aは病院へ運ばれた
俺が一緒について行くといったがダメだった

俺と日向は不安で仕方無かった
俺達が勝負するって言わなければAはこんなことにはならなかったはずだ

隣で日向は爪がくい込む位に手を握りしめていた
俺も強く唇を噛み締めていて血の味がした

俺らは学校が終わるとすぐさまAのいる病院に向かった、排球部もみんな向かった

既に蓮さんは来ており
Aの手を泣きそうな顔でギュッと握りしめていた


蓮｢…｣


いつも明るい蓮さんが嘘のように暗く
この場の空気も暗かった


日｢あの…｣

日｢ごめんなさい!!俺らがAに勝負しようなって言わなければこんなことには…!!｣

影｢俺もすいませんでした…!!｣

蓮｢…｣


蓮さんは無言で立ち上がり、Aの手を離して、フラフラと俺らの方にやってきた

殴られる覚悟で目を瞑り頭を下げていた
目の前に蓮さんがやってきた

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