2話 ページ5
カリファside
いつもと変わらない日々。私たちCP9が諜報部員としてウォーターセブンで仮初の生活を送って早4年。古代兵器プルトンの設計図を得るため毎日捜し求めている。
ある日、ウォーターセブンの廃船島にアイスバーグ直々に頼まれた用事でCP9の調べ物もついでにしようと行った時の事だった。
何故か人が倒れていた。しかもここら辺では見ない格好をしている。
とんがりボウシがそばに落ちていて、黒いローブを着ている。長いブーツを履いていて、どこか西洋を感じさせた。
カク「おーい、なにしてるんじゃ。そろそろ帰るぞ?
...なぜこんなところに人が倒れておるんじゃ?」
カリファ「私にもわからないわ。ここは元々立ち入り禁止なのよ。人が倒れていること自体がありえないわ。」
ルッチ「...とにかくここで死なれたらなんでこいつがここでの垂れ死んでいるのかもわからん。こいつを病院に連れていくぞ。」
.....
あれから1日経った。
例の人はまだ起きない。アイスバーグさんに事情を言うと起きるまでそばにいてやって欲しいとのことらしい。アイスバーグさんは本当にいい人だ。
色々考えていると、例の人の目が開かれた。
『あら、起きた?』
「あっ、と、すみません、ここはどこでしょうか。」
『ここはウォーターセブンの病院よ。あなた浜辺に倒れてたのよ。』
あの廃船島は元々立ち入り禁止のところだ。それを隠して浜辺に倒れていることにした。
「浜辺...?すみません、ウォーターセブン?という町聞いたことないんですけど、どこら辺にあるでしょうか。」
ウォーターセブンを知らない...??そんなことは無いはず。この町は造船業が盛んな町として有名な都市だ。知らない人はいないはずだ。
聞くとこの人はニホン?というところから来たらしい。そんな国まず聞いたことない。まさか私が知らない国がこの数年でできた?けれどそんなのはありえない。
ひとまずこの人を置いてアイスバーグさんとカクとルッチに報告しに行こう。話はそれからにすることにした。
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作者名:さとうさん | 作成日時:2022年2月23日 16時