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潤がチーズバーガーを頬張りながら言った。
潤｢お前が悩んでるのって、部活辞めるかどーするかってことっしょ？｣
A｢えっ、なんで潤そのこと知ってんの！｣
潤｢ニノから聞いたー｣
A｢あ、和から...｣
和也、潤にも私のこと言ったのか。。
潤｢んーでもそれを聞いて確信した、って言った方が正しいかな。｣
A｢確信？｣
潤｢うん｣
確信？
なんで？
もしかして、私が悩んでること知ってたの？
潤｢お前に対する周りの態度見てりゃ分かるわ。
お前の部員さ、みんなお前のこと助けようとしてねぇよな。
先生だって、お前のこと全然指導しようとしてない。
あんなのお前がただ辛いだけだろ。｣
A｢潤...｣
私のこと見ててくれたんだ。
潤｢俺がお前だったら、あんな環境では部活やりたくねぇな。
お前が陸上好きなことは知ってるし、それがあるから今まで続けてるってことも知ってる。
でも、無理することはないと思うよ。｣
A｢うん...｣
潤｢だからさ、お前がやり切ったって思えた時に辞めればいいんじゃね？
もちろんお前が最後まで続けたいって思ってるんならやればいい。
でも、部活を続けることによってお前のつらそうな顔は見たくないからさ。
続けろとも辞めろも言わない。
いつでも辞められるんだから、すぐに答えを出そうと急がなくてもいいだろうし。
お前のタイミングでいいと思うよ。｣
私は、心で泣いた。
もし1人家にいた時に電話とかでこんなことを言われたとしたら絶対泣いてたけど。
今涙を見せたら弱い自分を見せてるように思えて、自分のプライドが許さなかった。
A｢ありがと、潤。本当、ありがと。｣
潤は本当に正しい答えを出してくれる。
この言葉でどれだけ助かったことか。
潤の言葉があとの自分にこんなにも大きな支えになったのか、この時の私には知る由もなかった。
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作者名：はるちゃん | 作成日時：2016年12月21日 0時
