もう、知らない。【Satoshi】Part2 (ページ1)

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陣地に帰ってスマホを見ると、同じクラスの翔ちゃんからメールが来ていた。

"大会お疲れ!混成1日目頑張ってね!
学校から応援してるよw”

「なによ、wって笑」

絶対心から応援してないなあいつ笑

しかもメールを送ってきた時間はがっつり授業中。

ちゃんと授業集中しなさいよ、もう。

まぁいいやw

翔ちゃん、応援メッセージくれてありがとね。

少しは頑張れそう。

翔ちゃんは高校に入ってから仲良くなった友達の１人。

バスケ部に所属してて、１年の時からエース的存在でレギュラーだったすごい人らしい。

２年になった今でもチームを引っ張ってて先輩にも顧問にも好かれてる。

何気に羨ましい。

凄く優しくて悩み事とか相談とか聞いてくれて、私にとって頼れるクラスメイトなんだよね。

だから、今回のブロック大会もきっとまたうちの陸部は私のこと応援してくれないだろうなって翔ちゃんに話したら「じゃあ俺が学校から応援してあげる！俺はAの味方だから！」って言ってくれた。

こうやってサラッとカッコいいこと言えちゃうところもちょっとだけ悔しい。笑

”翔ちゃんありがとう！次は砲丸と200だけだから全力で頑張ってくる！”

指先で翔ちゃんにありがとうの気持ちをを送った。