murder on D street かすみ ページ21
「このままでは頭に血が上ってしまうので、そろそろ下ろしてもらえないだろうか」
鑑識にお願いして下ろしていただく。
「君さ…本当に男?」
「あ…はぃ」
「でも君本当に可愛いね、男じゃなかったら絶対彼女にしてた」
「ちょっと太宰?いつまでかすみちゃん口説いてるつもり?」
「いや、だって乱歩さん、かすみちゃん凄く可愛いんですもん」
「そうだなぁ、じゃあこの事件解決したらかすみちゃん僕とご飯行こうよ」
「話凄い飛びましたね?えー、乱歩と行くなら私も同行していいですか?」
「え、ぇ?」
かすみは困惑している。自分ではどうしたら良いか判らない。
「かすみちゃんはどんな男性が好き〜?」
「ぇ、だんせぃ、ですか?」
かすみはちょっと考えて答えた。
「お仕事、きちんとする人、ですかね…?」
「それはまさに…」
「まさに僕のことだね!どうする?僕と付き合う?」
「ぇ…ぇ?」
「ま、それは冗談として…」
「(冗談だった…良かった…!)」
かすみは心から安堵した。
「でも事件解散したらご飯行くのは絶対ね!」
「ぁ、はぃ。判りました…」
「で、太宰は?」
「今、スタッフさ…に、台本…」
「あー、なるほど。スタッフさんに台本もらってるんだね?」
「(伝わった…!)」
かすみは嬉しくなってまた乱歩に、にこっと笑いかけた。
「(この子の笑顔ほんと可愛いな…守りたいな、この笑顔…)」
乱歩はかすみに少しずつ惚れ込んできていた。
「事件終わったらご飯!ちゃんと覚えといて!」
「はぃ…!」
続く?
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作者名:三日月 | 作成日時:2019年4月27日 20時