歌い手でセンラーの私が幼馴染の身内が○○だった件について 3 【センラ】

次の日･･･ ページ36

次の日･･･


親戚やクラスメイトや先生、部活の先輩、後輩がお見舞いに来てくれた。


「救急車で運ばれた時、びっくりした･･･」
「死なないでよ！」
「学校で待ってるからな！」
「大丈夫？」
「練習顔見せてな！」
「いじめられてたなら、言ってよ！」



色んな声をかけてくれた。

本当に嬉しいかった。








あぁ、私って幸せ者だな･･･



実感した＿＿＿＿





夜の8時･･･


お母さんが仕事帰りに来てくれた。


『お母さん･･･今日ね！色んな人が来てくれたんだよ！』


母「ほんとー！良かったじゃん！」


『それでね、私って色んな人に助けて貰ってるんだって、幸せ者なんだって実感した！』


母「そんな風に思う気持ち大事！良かったね！」



お母さんは、笑って聞いてくれた。



母「ねぇ、栞菜･･･。」


『なーにー？』


母「お父さんに会ってみない？？」


お父さん･･･？

離婚してから、1回も会ってないな･･･


『会ってみたい･･･』


母「今から会うんだけど･･･」


『分かった！行く！』


私は、お医者さんに病室を出ていいという許可をもらって、

車椅子乗った。


乗ろうとした時は、すごい痛かった。

けど、チャンスがあるなら･･･


私は、

病院の外に出ると思った。

違った。


病室だった。



『お父さんは、ここにいるの･･･？』


母「うん、入ろっか･･･」



お母さんは、ｺﾝｺﾝとドアを叩き、

病室に入った。

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