最強との一夜【五条悟】

14 まさかの提案 ページ14

・


「私は家入硝子、あなたはAAで合ってる？五条から聞いた」

『五条…』

「あー。あはは、僕が五条悟」


あ、五条ってあんただったんかーい
その家入さん？は悟を蔑む目で睨んでいる


『"五条悟のなんだ"って聞かれたよ私』

「うん、僕のせいだ。ごめんね」

『いや、別に…』


あまり細かいことは聞くべきじゃないな
めんどくさいだろうし


「今後もあんな連中がAを襲うかもしれない」

『…そっか、』

「知りたくないのか？」


家入さんが不思議そうにそう言った。


『知りたくないかって言われたら知りたいですけど…あまり関わっちゃいけない感じかなって』

「僕に関わってる時点でもう無理だね」

「そうだな」

『え、まじか』


なぜか開き直る悟
もう遅いってこと？


「A、ロン毛のやつはなんて言ってたか覚えてるか？」

『ロン毛…えっとね』


確か…


『"白髪には気をつけろ"って言ってたような』

「白髪ねー」

「僕だねそれ」

『え、』


やっぱり危険人物は目の前にいた


「僕の知り合いだよそのロン毛」

『知り合い…』

「色々あってね。そのロン毛にはもう会わない方がいい」


知り合いが敵？よく分からないや


『会わないって、ばったり会ったらどーすんのさ』

「んー。やっぱりそこは、毎日僕といてもらうしかないね」

『…は？』

「キモイなそれ」


毎日？なぜそうなる、仕事はどうするの


「とりあえず１ヶ月は休みを取るよ、Aも夏休みだろ？都合がいい」


なぜ夏休みを知っているのか聞くのも疲れた


「まあ、五条が一緒なら心配ないんじゃないか？」

『家入さんが言うなら…』



こうして、真夏の8月。

この白髪イケメン五条悟と一緒に生活することになった



・

15 勝手な引越し→←13 ここはどこ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す