【法皇の緑】 ページ37
花「エメラルドスプラッシュ！！」
花京院のスタンドが姿を現わす。その手から、美しい緑の液体と結晶が飛んだ。
『！』
初めて彼のスタンドを見た。こんな時なのに思わず見惚れている自分がいる。
(なんて綺麗な…スタンド…)
淡く光る緑が暗い飛行機の中を照らした。
灰「KEAEEEE！！！」
灰の塔が花京院の攻撃をかわした。
ア「まずい！やはりあのスピードにかわされたッ！！」
法皇の緑の口元に、灰の塔の口針がかすめた。法皇の緑の口を覆うマスクのような装飾が砕け散る。それと同時に、勢いよく花京院の口から血が噴き出した。
「『か…花京院！』」
灰「ファハハハハハ！！！」
灰の塔が高笑いする。
灰「お前なあ、数撃ちゃ当たるという発想だろーがちっともあたらんぞ！スピードが違うんだよ、スピードが！…ビンゴにゃあのろすぎるゥゥゥゥ！！」
花京院がグッと灰の塔を見上げた。
灰「そして花京院！次の攻撃で今度は貴様のスタンドの舌にこの『
灰の塔が塔針をちらつかせる。うじゅり、という音に鳥肌がたった。
花「エメラルドスプラッシュ！」
花京院がまたエメラルドスプラッシュを繰り出した。
灰「俺に舌を引きちぎられると、狂い悶えるンだぞッ！苦しみでなァ！」
灰の塔にかわされる。
ア「ま…まずいッ！エメラルドスプラッシュをかわされているッ！」
『花京院…！一体何を考えて…！！』
彼は頭が悪いわけじゃあないはずだ。何かを考えている。きっと何か策がある。
花「なに？ひきちぎられると狂い悶える？」
塔針が迫っているのにも関わらず、花京院が不敵に笑った。
花「わたしの『
次の瞬間、法皇の緑の触手が灰の塔を貫いた。
灰「グエッ！…な、なにぃぃ！」
花「引きちぎると狂い悶えるのだ、喜びでな！」
花京院の一言と同時に灰の塔がバラバラに引きちぎられた。
花「すでにシートの中や下に
ふと足元を見やると、さっきの気絶していた老人の舌から体が裂けた。
花「さっきのじじいが本体だったのか。フン、おぞましいスタンドにはおぞましい本体がついているものよ」
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名無し(プロフ) - りとさん» いえいえ！とんでもないです！まだ全て読み終わってないのですが次々と気になってどんどん読み進めちゃいます(^^;)陰で応援しながら楽しみにしています！頑張ってください！ (2016年7月26日 21時) (
レス) id: 56539584bf (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 名無しさん» 名無しさん、初めまして！うわぁ、すみません…ご指摘ありがとうございます！お恥ずかしい限りです… (2016年7月26日 21時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - はじめまして！とても面白くてワクワクしながら読ませていただいています！失礼ながら、途中からスタープラチナが「星の白銀」になっていました。「星の白金」ではないでしょうか？ (2016年7月26日 21時) (レス) id: 56539584bf (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 彰さん» 影さん、初めまして！あ！ほんとだっ！！うわぁ、すみませんm(__)mご指摘ありがとうございます！ (2015年8月17日 1時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
彰(プロフ) - 面白いです！あ、でも塔の灰じゃなくて灰の塔では？ (2015年8月17日 1時) (レス) id: 5162fe57bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2015年6月29日 2時
