【炎と悪霊】 ページ13
ア「イソップの話にある…。寒風では旅人は衣を纏うだけだが、熱さは音を上げさせる…檻を出たくなったか、JOJO」
ジョジョの目つきが険しくなる。
承「い…いい加減にしろ…！俺が出ねェのは他人に知らず知らずのうちに害を加えるからだ。同じ悪霊持ちとは親しみがわくが、このまま続けるとテメェ…」
ゾクリとする感覚が背中を走った。
承「死ぬぞ」
そう言うとジョジョの足がトイレを蹴り飛ばした。凄まじい音と同時に排水管から水が溢れだすと、アヴドゥルさんの火が消される。
『！』
呼吸が楽になったからか、またジョジョの
承「おおおおおおお！！！てめー、俺はもう知らんぞッ！！」
『アヴドゥルさん！！』
私が叫ぶのとほとんど同時に、アヴドゥルさんがジョジョに背を向けた。ジョジョの
承「貴様、なぜ急に後ろを見せるのかッ！こっちを向けいッ！」
アヴドゥルさんが牢屋の壁を背に座り、不敵な笑みを浮かべる。
ア「ジョースターさん…。みてのとおり、彼を牢屋から出しました…が」
すぐにジョジョを見ると、ジョジョは確かに牢屋の外に出ていた。
承「…してやられた、というわけか？」
ア「そうでもない…俺は
鉄格子の破片が床に落ちる。
承「もし、俺がこの鉄棒を投げるのをやめなかったらどうするつもりだった？」
アヴドゥルさんがフッと笑う。
ア「俺の能力…
ジ「アヴドゥルはお前と同じ能力をもつもの…。もう牢屋内で悪霊の研究をする事もなかろう」
ホッと胸をなでおろしていると、突然ジョジョが私を指差した。
承「…おい、そこの女は誰だ」
ジ「彼女は、A。彼女もまたお前のように閉じこもっていたのを連れ出してきたのだ」
ジ「…とりあえず場所を変えよう。細かい事はそこで話す」
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名無し(プロフ) - りとさん» いえいえ！とんでもないです！まだ全て読み終わってないのですが次々と気になってどんどん読み進めちゃいます(^^;)陰で応援しながら楽しみにしています！頑張ってください！ (2016年7月26日 21時) (
レス) id: 56539584bf (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 名無しさん» 名無しさん、初めまして！うわぁ、すみません…ご指摘ありがとうございます！お恥ずかしい限りです… (2016年7月26日 21時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - はじめまして！とても面白くてワクワクしながら読ませていただいています！失礼ながら、途中からスタープラチナが「星の白銀」になっていました。「星の白金」ではないでしょうか？ (2016年7月26日 21時) (レス) id: 56539584bf (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 彰さん» 影さん、初めまして！あ！ほんとだっ！！うわぁ、すみませんm(__)mご指摘ありがとうございます！ (2015年8月17日 1時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
彰(プロフ) - 面白いです！あ、でも塔の灰じゃなくて灰の塔では？ (2015年8月17日 1時) (レス) id: 5162fe57bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2015年6月29日 2時
