94.人捜し ページ2
sha「相談?」
rb「相談というか人を探しとるんやけど」
とある日、我々師団ではシアの預かり知らぬ所である"人捜し"が行われていた。
rb「
sha「DTの幻覚やないといいな」
rb「おま、失礼やな!!……でも名前とかも聞く前にいなくなってもうたし……幻覚やったんかなぁ」
sha「まぁまぁ、そんなしょげんなって!ホントに実在する可能性もあるんやろ?制服着てたんだったら何年生かくらいはわかるんやから探せば見つかるかもしれへんやん」
rb「熱い手のひら返し……!!!でも、なんかちょっと元気出た気がするわ。あんまり綺麗な子だったから慌ててもうてでも確か、1年生やったと思うわ!お互い良い師団が見つかるといいですねって言ってくれたから多分」
sha「同学年ね……大先生〜〜ロボロが女探しとるらしいんやけど」
ut「はぁ?!」
大先生を巻き込むシャオロンの誤解しか生まない言い方にロボロが訂正を挟む。
rb「語弊がすごい!!ちが、そういうんやなくて人捜しやねん!お礼が言いたくて」
sha「1年生で可愛くて綺麗な子って言っとったよな?他には?」
rb「髪の毛の長さは肩くらいで……身長はシャオロン達より少し小さいくらいやったと思う」
ut「背はあんまり大きくないんやな。てっきりアブノーマルクラスの美人さんかと思ったわ、胸は?」
rb「はぁ?!なんでそんなん教えなならんねん!!大体顔に釘付けでそんな余裕なかったわ!!」
ut「女見るときに3点……顔、胸、尻は見とくもんやろ」
sha「久々に見たな大先生のシンプルクズ発言」
ぎゃいぎゃいと喧嘩になるウツとロボロにふとシャオロンは先日の出来事を思い出していた。
sha「ロボロ!その子って変わった制服着てたりした?」
rb「変わった……?いや普通の制服だったと思うけど」
sha「あ、でもアイツ変化の魔法で制服変えれたからそこは判断基準にならないか」
rb「アイツ……って心当たりあるん?」
そのとき、我々師団の師団室にノックの音が響いた。近くにいた大先生が扉を開けると、
『あ、ありがとう大先生。ちょっとそこでショッピ先輩に資料運び押し付けられて、これ!我々師団に持ってって言われたから』
sha「シア、超良いタイミングできたやん!」
『良いタイミング?』
sha「ロボロが人捜してるんやって」
その言葉にシアの背筋には嫌な汗が流れた。
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アスルル - はじめまして〜コメント失礼します。凄い…主人公の感じがほんわりしているようで、しっかり自分を持っているのが良いと思いました。がんばってくださいね。 (9月11日 7時) (レス) @page17 id: 6edaad17fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:郷音豆腐。 | 作成日時:2023年1月16日 15時