最後まで一緒にーPart2ー (ページ44)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:57,241 hit

・智ページ44

※語りかける感じで書いてます。

智side

おいらがあなたからの手紙を開いたのはその日の夜…夜中かな？だった。

家に帰ってきて、何していいかわからなかったからとりあえず風呂入って、ビールを開けた。

ビールを半分くらいまで一気飲みした時に、さっき翔くんから受け取ったあなたの手紙を思い出した。

鞄から取り出したその手紙は青い便箋に入っていた。

丁寧にもメンバーカラー全部用意してるあたり、あなたらしいよ。

一息置いて、手紙を開いた。

『リーダーへ。
まずはごめんなさい。これからの時間をずっと過ごせなくなってしまって。俺はずっと、ずーっと嵐としてみんなといられると思ってた。だから、病気と診断され、余命宣告をされたらどうしていいかわからなくなった。生きるのが怖くなった。でも、リーダーのおかげで前を向けた。いつもボーッとしてるくせに。いつも寝てるくせに。こんな時はかっこよく助けてくれるなんてさ。惚れちゃうよ。笑リーダーがさ、みんなが前に進むための一歩踏み出すのを手伝ってくれて助かった。嵐のみんなは優しすぎるからさ。その優しさが自分を追い込むきっかけになっちゃう時があるんだよ…。でもリーダーが前を向かせてくれたから最後まで楽しく過ごせたよ。本当にありがとう。リーダーらしいことなんてしたことないってよく言うけど、あれ嘘だよ。これこそがリーダーなんだよ。きっと。
これからの嵐をよろしくお願いします。

ps俺がいなくなってもし、嵐が壊れるなんてことないと思うけどあったらその時はメンバーをよろしくお願いします。

I'll keep watching.

Bye.
松本潤』

涙は流さなかった。

彼の思いのバトンを受け取った気がして、泣いていられないと思ったから。

悲しいし、寂しいし、会いたいし…

想いは溢れんばかりにあるけど、おいらは…

あなたのためになら頑張れる。

メンバーのことなら任せてくれ。

俺が嵐をちゃんと嵐にするから。

あなたがいなくても、頑張れるから。

…たぶん。

だからさ、見ててよ。

俺らさ5人で嵐じゃん？

遠く行くとか許さないから。

頑張るよ。

ありがとう。

お疲れ様。

松潤。