【文スト】ジ殺愛好家の弟は。２【太宰治】

５８話 ページ26

　
翌日。
　

僕は任務へッと復帰していた。
　
…ん？爆発の後処理？部下に押し付けたよ。面倒だもん←

　
　
　
まァ、ドストエフスキーへの連絡はしたさ。
　
僕とて彼は利用価値があるからね
　
　

　

　


『・・・』
　
　
　
任務が終わって報告書も書いた。
　
‥‥つまり
　

　

『暇だなァ・・・』

　
　

　
ｺﾝｺﾝ
　

　

「Aさん。僕(やつがれ)です
お時間御ありでしょうか」
　

　
『入れ』
　

　
僕はソファーでだらけたまま
芥川くんを中へ入れる許可を出す
　
　


『何？』

　

「任務報告書です。
そして、傷を癒す為にと首領・尾崎幹部より好まれている珈琲を預かりました」
　
　

『机置いといて』
　
　


「承知」
　
　
皆過保護だなァ〜
　
　
あ、そういえばこれから会議だっけ。
　
面倒だからサボろう←

　
　
　


　
「失礼致します(ﾍﾟｺｯ」

　


『・・・』

　
　

読書でもするかな。
　
　
　

　

　
　

　
　
　
　
　
　
　

　
　
　

数十分後〜〜〜
　

　
「おいA！！！！」
　
　


バァン!!と扉が破れたかと思うような音を立てて
中に入ってきた人物。
　
　

・・・僕はそれを見て顔をゆがめた
　
　

『中也…何だい？
今僕は忙しいのだけど』

　

「煩ェよ・・・つーか手前！会議は如何した！？
なンで来ねぇンだよ！」

　

『だって面倒だから』
　

「青鯖と同じかよ！」
　

『煩い。治は唯ジ殺がしたいからという極めて私情な理由でサボっているが
僕は組織の為にちゃんと作戦を練らなきゃいけないからサボる。

　
故に僕は罪に問われない』
　

　
「いや、ちゃンと来い！
つーかもう始まってンだよ！」
　
　

『怠いなぁ』

　
「手前は何時まで経ってもぶれねェな・・・」

　

『そっくりそのまま返すよ』

　
「あ”！？」

　

『…ていうか中也。何僕の外套引っ張ってるの？
痛いんだけど。何考えてるのかな？僕痛いのは嫌だって知ってるよね？』

　

「へーへー…ほら、立て。着いたぞ」

　

『嫌だ！』←

　
「頑なだな！」←
　

　

　
何で其処迄しての会議なのさァ・・・・

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