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そして外へ行ったミリムを
慌てて追いかけた。
上機嫌なミリムの傍に立っていたのは
黒のローブで体のライン等は
あまり分からないが、
一目見ただけで美人さんだと分かった。
丁度、背中が見える感じだったけど
ミリムに合わせて
体を彼女が回転させた事で顔が見えた。
そして俺は驚きで声を上げる。
何故ならば
「え。ふッ…!?」
前世、日本でよくテレビに出たり
映画のモデルとなったりして
超有名だった、
あの福地Aさんにそっくりだったからだ。
…ちなみに俺は、彼女は割と好きだった。
行動力も力もある。
そして画面越しに偶に見える首筋が
何とも言えなかった。
(いやいやいや!
本物!?でもここ異世界だよな!?
俺からしたら大歓迎だけど…)
混乱してる中、ミリムが俺を紹介する。
「…ミリムがお世話になってるようで」
(声までソックリ!!)
俺は自己紹介をした。
そして人型で良かったと思った。
スライムだったら緊張で溶けてる。
「A・ニアだ」
声も顔も福地さんそのものだったけど
名前が違かったから
俺は取り敢えず別人として認識する事にした。
ミリムと一緒に街へ向かって行ったAさん。
俺はシュナに
客人の対応をする様に頼んだ。
(俺、死ぬのかな…)
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作者名:響輝 | 作成日時:2022年12月1日 1時