36話 ページ37
川から上げられたのは、第二の被害者じゃなく
『川を流れていた太宰さん』だった
そして網から解放された彼は
遺体の前で謎の演技をしている
太宰「何と!かくの如き佳麗なるご婦人が
若き命を散らすとは…!!
何という悲劇!
悲嘆でこの胸が破れそうだよ
どうせなら私と
心中してくれれば良かったのに!」
箕浦「…誰なんだあいつは」
江戸川「同僚である僕にも謎だね」
太宰「しかし安心し給えご麗人。
稀代の名探偵が必ずや君の無念を晴らすだろう
ねぇ、乱歩さん?」
太宰さんの言葉に江戸川さんは肩を落とした
江戸川「ところが残念。まだ僕は依頼を受けていないのだ
名探偵居ないねえ困ったねえ」
すると彼は近くに居た警官を指さした
江戸川「君、名前は?」
警官は戸惑ったけどすぐに答える
杉本「自分は杉本巡査です。
殺害された山際女史の後輩であります」
自己紹介を終えた彼の肩に
江戸川さんはポンッと手を置いた
江戸川「よし杉本くん。今日から君が名探偵だ。
60秒でこの事件を解決しなさい!」
杉本「えぇ!?」
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響輝@お気に入り400人突破ベリサンキュ(プロフ) - わんこぉさん» コメントありがとうございます。光夏油さんは何気に難しいので頑張ります (2022年10月4日 23時) (レス) id: d6b5ec7764 (このIDを非表示/違反報告)
わんこぉ - 続編おめでとうございます!次は光夏油さんですか!闇夏油さんの方もめっちゃ面白かったです!頑張って下さい! (2022年10月4日 23時) (レス) id: dcfd46e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:響輝 | 作成日時:2022年10月3日 23時