第百九話 ページ10
太宰「禁断の恋って燃えない？」
太宰の言葉に私は目を開け、本人を見ながら言った。
「まるでお前がマフィアの誰かに
恋心を抱いてるみたいな言い方だな」
私の回答が予想内だったのか、
太宰は笑みを浮かべ続ける。
太宰「ああ、抱いているよ」
「裏切った組織に未練か…。となると尾崎か」
太宰「違うよ。確かに中也の初恋は姐さんだけどね」
「やっりー。良い事聞いた」
目の前でニコニコし続ける太宰。
その様子に私は笑って頬杖をついた
「で？オマエは私に
『貴方の好きな人は誰ですか？』って聞かせたい訳か」
太宰「いや、気にならないのかなとは思うけどね。
其処迄私も自意識過剰じゃないよ」
「意外だ」
太宰「うふふ」
「誰なの？」
仕方ないから訊いてみた。
すると真直ぐ私を指さした太宰
(私かよ)
太宰「うふふ。気づいてくれたみたいでよかった」
「気づかん方がキショイだろ」
太宰「君を一目見た時からね」
その直後、運ばれて来た甘味に
私はすぐ手を伸ばした。
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響輝＠お気に入り400人突破ベリサンキュ(プロフ) - わんこぉさん» コメントありがとうございます。のんびりとやっていけたらと思っています。応援ありがとうございます。頑張ります (2022年9月28日 0時) (
レス) id: d6b5ec7764 (このIDを非表示/違反報告)
わんこぉ - 続編おめでとうございます!これからも愛読させてもらいすま！頑張って下さい！ (2022年9月27日 23時) (レス) id: dcfd46e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：響輝
| 作成日時：2022年9月26日 23時
