里見カップル 2 . 。

最後の体育祭 ページ7

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綱引きで3Aに勝つクラスはないと言っても過言ではない。柔道部は2人いるし筋トレヲタクもいるし甲斐軍団は強いし。


予測どおり全勝。
不破と柳本なんて泣いて喜んでるよ、、


午前の種目はこれで終わりで これからお昼休憩
いつもは唯月と涼音と愛華と食べるけど 行事の時は3Aで輪になって食べる。


私の右隣は唯月で左隣は海斗 。
すごい落ち着く 。
こんなこと言ったら調子のるから言わないけど。


『 はい、海斗 』


これまた恒例 行事の時にはお弁当を私が作るって言う謎のお約束。


海『 ありがとう 』


兵 『 あー！！お前狡いぞ！！ 』


石 『 またかよ！田代 俺のはいつになったら作ってくれるんだよ！ 』


『 んー、一生作んないかも 。』


石 『 いや、手厳しい。 』


海 『 兵頭食おうとすんな！ 』


兵 『 少しだけ、な？ 』


海 『 ダメだって！ 』


なんてギャーギャー騒いでて 子供か 。

____ .。


後半 私の出番は学年種目だけだから 海斗の応援に徹する。


騎馬戦は安定に土台だし上の兵頭が頑張るしかないんだけど。


海斗がちょこちょこ動いて兵頭が一生懸命とってる姿


めちゃくちゃキラキラしてた。


全体リレーでもいい結果を残せたA組は見事優勝。


最後の体育祭。
なんか感慨深いなと思い返す。
そんなことを考えてたら涙が溢れて来た 。


海『 何 泣いてんだよ 〜 』


と 私の髪の毛をぐしゃぐしゃにしていく海斗。
海斗なりの励まし方ってのはわかってます。


『 泣いてない！髪の毛崩れる！ 』


石 『 いちゃついてんじゃねえ！ 』



A組で良かったと心底思った 。

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