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体育祭本番 ページ3

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校庭に出て開会式のために整列する 。
日差しが強くて暑い。
少しでも暑さをしのごうと大きなタオルで日光を遮るようにする。


開会式の並び順は名前の順。
普通なら私は瀬尾と立野の間の筈なのに後ろにいるのは海斗 。


『 なんでここにいるの? 』


海『 Aが寂しいかなって思って 。』


そして海斗は後ろからちょっかいをかけてくる。
私の背中に文字を書いて遊び始めた。


海『 ねえ、当ててね? 』


『 ん 、わかった 』


スルスルと指を滑らせ文字を書き上げていく。初めは あ? かな 。次は ... 。と書かれる文字を考えていく。


『 全然わかんない。もう一回 ! 』


海 『 はーい 。』


再度指を滑らせ文字を書く。
あ、わかっちゃった 。なんでこういうことするかな 〜 、、 。


海『 ほら、わかったでしょ? 言ってよ 。』


『 やだ、むり。 』


海 『 言わなかったら負けだよ? 罰ゲームやらせるよ。 』


『 聞いてないんだけど ! 罰ゲームって何? 』


海『 まあ、まだ内緒 。』


『 絶対ろくなこと考えてない!』


海『 よくわかってるじゃん、ほら 、早くいいなよ 。 』


変な罰ゲームさせられるよりは、と思った私はぐっと海斗を引き寄せ耳元に唇を寄せると 海斗の書いた5文字を述べた。


『 ____ あいしてる 。』


恥ずかしい 。むり 。
体育座りの立てた膝に顔を埋めると後ろから抱き寄せられた。
そしてそのまま海斗は先ほどの私ように耳元に唇を寄せると


海『 俺も 。』


と囁いた。
学校なのにもう、、と嬉しいような恥ずかしいような複雑な気持ち。

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ぺんちゃん(プロフ) - 万歳三唱 (2019年5月3日 0時) (レス) id: b91641893d (このIDを非表示/違反報告)
すずめ。(プロフ) - 美月さん» ありがとうございます!君スピの公開が終わりかけてきたら連載させていただきますね!それまでお待ちいただければ嬉しいです! (2019年4月22日 23時) (レス) id: eb9b5347c3 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ。(プロフ) - 美紀さん» 喜んでいただけて嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年4月22日 23時) (レス) id: eb9b5347c3 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ。(プロフ) - 涼宮美桜さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年4月22日 23時) (レス) id: eb9b5347c3 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - 初めまして。こちらのお話とても面白くて大好きです!もし宜しければ君スピのお話も書いてください!!! (2019年4月17日 23時) (レス) id: a2679f6075 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すずめ 。 | 作成日時:2019年4月1日 11時

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