里見カップル . 。

溺れるほどの愛 ページ44

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午前中の授業を終え昼休み。
今日は水曜日だから海斗と2人だけで過ごす日 。


4時間目終了のチャイムと同時に 私の名前を呼ぶ声がきこえる。


前を見るとすごいにこにこした顔で海斗がこっちを向いてる 。後ろに尻尾が見えるのは気のせいだと言うことにしとこう。



『 ちょっと待ってね。 』


と自分のと海斗のお弁当を出して机を向かい合わせにすると 目を輝かせている。


今日の犬感。可愛い 。


『 どーぞ 。』


海『 いつもありがとう 。 』


と言う言葉と共に手を合わせ いただきます。と一言 。
美味い、美味いと食べてくれるからこっちも幸せになる 。


すると隣からやかましい集団が。


兵 『 あー！！！お前何食ってんだよ ！ 』


海『 Aが作ってくれたお弁当 。』


ちょっと前半強調してます？
小学生みたいなんですけど 、、 。
兵頭や石倉に色々言われても黙々と食べてる。


海 『 ご馳走さま 。俺 彼女の作ってくれたものあげるほど優しくないからさ？ 』


とこれまた態とらしく爽やかな笑顔浮かべてる。
ムカつくだのなんだの言われてるけど それを見てケラケラ笑ってる海斗が堪らなく好き 。


ご飯を食べ終えると 机の上に置いていた私の手を撫で始めた 。


『 どうしたの？ 』


海『 んー、そう言う気分 ？ 』


どう言う気分だよ 、と1人心の中で突っ込んでいるとふわっと浮いた身体 。


え、何。怖 。


すると次の時には海斗の膝の上に座っていた 。


『 ねえ、学校なんだけど 。』


海『 まあ、いいからおとなしくしててよ 』


と私を制するとぎゅっと抱きしめて来たり首元に顔を埋めて来たり 。なかなか視線が集まってて恥ずかしいんだけど 。
遠くの方でキャーキャーしてる声とコソコソとした話し声が聞こえる 。


いつもよりずいぶん甘えたな海斗に驚くばかり 。


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