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Aside
「此処が…………人間に成れる場所……？」
如何にも古びた建物の上で傾いた看板にうっすらとした文字で「ニンゲン屋」と書いてある。
建物……というよりは円形でヒビが入った石がベースの研究所や民家のようだった。
スマイルから渡されたマップを頼りに来てみたものの、此処は森の奥深くでこれを見つけるのすら困難だった。
だけど不気味な感じはしなくて、森も人工的まではいかないが少し人の手が行き届いているように感じれた。
やばい、今になって足の震えが止まらなくなった。
もし失敗してしまったらどうしよう。
違法がバレてしまったらどうしよう。
それでもなおきんときに拒絶されてしまったら＿＿＿。
？「アレ！いやー久しぶりの客だわ！！君、もしやニンゲンに成りたいんけ！？」
「おわあああぁああっ！？！？」
うるさい……もとい、威勢の良い大きな声が真後ろから耳へと一直線に突き刺さる。
思わず叫ぶと「スマンスマン、そんなつもり無かったんやけど」と陽気に弁明された。
？「………………ん？何か若干元気なさそうな気ぃするけど、良かったら上がってくか？……って俺、すっげぇ俺怪しい奴みたいになってるけどふんふん」
「あの…………あなたは……………………？」
？「おう、そいや自己紹介がまだやったな！」
改めて白衣の中にサッカーのユニフォーム？のような謎のファッションをしている若い男性が腰に手を当てて大きく口を開ける。
特徴的な
knsm「俺はこの『ニンゲン屋』っちゅうもんを経営してるコネシマや！よろしくぅ」
「コ、コネシマさん…………！」
スマイルからの情報にあった、此処で怪しげな研究や実験をしている悪魔。
どうやら大金持ちやら脱税してるやら親がいないやら……と凄まじい量の噂があるらしい。
今は監獄に居るどうたらこうたらと聞いていて一応訪れてみたがやはり百聞は一見にしかず。来てみれば全然普通に居るしうるさいだけで人当たりも良さそうだ。
knsm「ウチに用があって来たんやろ？まぁとりあえず上がってってや！」
「は、はい……！！」
中へ入れさせてもらうと有り得ない量のガラクタが玄関を埋めつくしていてゾッとしたが、リビングへ入ってみれば案外綺麗に片付いていた。
彼の話によると使用人さんがよく片付けに来てくれるらしい。いい歳こいてそれはそれでどうなのだろうか……。
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うさちゃ(プロフ) - mekanさん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて本当に嬉しいしとても光栄です！！これからも応援よろしくお願いします！！！笑 (3月26日 8時) (
レス) id: 1f3f4e31c6 (このIDを非表示/違反報告)
mekan - コメント失礼します！！めちゃくちゃ面白いです！！一つ一つの言葉がうまく表現されていて続きが気になりまくりました！！Nakamu さんのお話も頑張ってください！！ (3月20日 19時) (レス) @page20 id: facc464c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさちゃ | 作成日時：2023年7月27日 12時
