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Aside
そっか。そうなんだ。
こんなにも、あっさり分かるんだ。
きんときが好き。大好き。
友達じゃ足りない。彼の特別以上になりたい。
誰にも取られたくない。私だけのものにしたい。
まるで空っぽが満たされていくの。
優しくて、一生懸命で、私には意地悪で。
でもそういう所も含めて、全部大好き。
ぶわっと溢れ出した
心臓が鳴り止まないの。きんときを見ているだけで。
また隣に並びたい。一緒に居たい！
ずっと私の傍に居て欲しい＿＿＿＿！！
mb「はい1個！……………………はい2個目！」
1つ、また1つ。
順調にきんときは狙いを定め、そして撃っていく。
その姿はさっきよりももっと輝いて見えた。
自覚しただけでこんなにも変わるんだ。視界も、心持ちも。
mb「…………はい4個目！さぁラスト！！」
お願い。倒して。お願いだから。
頑張ってきんとき…………！！！
＿＿＿＿＿＿＿！
刹那。コルクの発射音とともに床に何かがぶつかるような鈍い音がした。
その場に居た誰もが息を飲んだ。そして。
mb「………………うぉおおおお！！！景品5つ目！パーフェクトだああ！！」
おじさんが今までよりも1番盛大にベルを大きく鳴らすとどデカい歓声がきんときを包み込んだ。
良かったね、って今すぐにでも駆け寄って行きたい。
ただ、私の前でぶるーくが立ちはだかった。
br「……おめでとうきんさん」
kn「………………俺は、俺が情けない男だって、分かってる。Aを無自覚に傷付けてしまっていた事も、全然気付けなかった」
br「…………うん」
kn「だけど、俺だって。情けなくとも、今は鈍臭くとも、これから取り返していく。何度だって自分の弱さに立ち向かう。これは『誰かのため』を想ってとか、そんな綺麗事じゃない。俺自身のため。いつか『誰かを守れる俺自身のため』だ。だから＿＿＿＿ 」
きんときがぶるーくの前へとゆっくり歩き、腕を出す。
kn「気付かせてくれてありがとう。……ぶるーく」
その言葉を掛けられたぶるーくは勢い良くきんときの手を取り握手した。
周りからは更なる歓声と拍手喝采が鳴り響く。
それはさながら、1本のドラマを見ているようだった。
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※注意
危険な行為なので、絶対に人に向けて銃口を向けないようお願いします。
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うさちゃ(プロフ) - mekanさん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて本当に嬉しいしとても光栄です！！これからも応援よろしくお願いします！！！笑 (3月26日 8時) (
レス) id: 1f3f4e31c6 (このIDを非表示/違反報告)
mekan - コメント失礼します！！めちゃくちゃ面白いです！！一つ一つの言葉がうまく表現されていて続きが気になりまくりました！！Nakamu さんのお話も頑張ってください！！ (3月20日 19時) (レス) @page20 id: facc464c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさちゃ | 作成日時：2023年7月27日 12時
