天国から君へ【すとぷり】【さとみ】

部屋に戻れば ページ10

『えへへ〜』


花火を見た後、部屋でお酒を飲んだんだよね。

そしたらさ…


『ねえ、さーとみくん！かまってよぉ…』


Aさん、めっちゃ甘えてきます。

いや、前も飲んだりはしたんだけどその時はまだ全然普通通りだったの。

ここまで酔ってるのは初めて見たかも。


さ「かまってあげますよ〜」


こういってパッと両腕を広げたら…。


『わーい！！』


勢いよく、抱きついてくる。

天使並みだよね。いや、ちげぇわ。天使以上だわ(真顔)


さ「酔った？」

『酔ってにゃい〜！』

さ「酔ったね。何飲んだの〜」

『ありぇ』


舌足らずで活舌が回ってないながらも指さしたのは…机の上のウイスキー。

え…水の音、しなかったよね？氷だけしか音が聞こえなかったよな？


さ「Aさん」

『にゃあに？』

さ「水で薄めないで飲んだ？」

『うんっ！』


わぁ…元気なお返事！偉いねぇ。じゃねえよ！

薄めないとダメだろ〜…。


さ「吐き気は？」

『にゃい！』

さ「水いる？」

『いりゅ』

さ「はい、どーぞ」

『ん〜』


コップ一杯の水をついで、渡すと素直に受け取って飲み始めた。

よくみてみると…はだけてて肌は丸見え。足も太ももまでしっかり見える。

うん…ヤバいね。


『さとみくん、いい匂いする〜』

さ「え、あ、ちょ…A！？」


意識しだすと、抑えが効かなくなるから…な？

少し離れて欲しいんだけど…

大事に…したいし？


『さとみくん？』

さ「っ〜！！」


うつろな…少しうるうるっとした目でこっちを見上げるA。

ほんと、ヤバいんだけど。

俺が我慢してる間にもAはどんどん近づいて来てて…。


『さとみくんは、私に触れるの…いや？』


こんな可愛いこと聞かれて、ペタンって畳の上で座られて…。

色気抜群な感じで見られたら…


『ん！ふ…ぁ…』

さ「ん…ぅ」


キスして、めちゃくちゃにして…。


『ぁ…ふぅ…んん！！』

さ「ﾁｭ…ん…ぅ。ふ…」

『んん！ぷはっ…』

さ「さ、ベットいこっか」


寝かせてやんなくなるじゃん。

泣いても、止めてやんね。だって、可愛すぎるAが悪いから。


さ「んじゃ、覚悟しろよな？」


美味しく、いただきます。







ん？なんか…考えてたより甘くなった…？

あ、さとちゃんから何されたかはご想像にお任せしまっす☆ by作者

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