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A「翔、くん、、」
僕を下から見つめるAさん。
そんなに可愛く呼ばないでよ、、
我慢、できなくなっちゃう。
翔「ん？」
そんな気持ちを誤魔化すように
優しく、優しく髪に指を絡ませると、
きゅっと結んだ躊躇いがちな口が
もう一度開いて、
A「して、くれないの、、？」
そう、言った。
え？
(ぇぇえええええ！！！？？)
えっ、えっ、今のってお誘いだよね！？
僕今Aさんに強請られたよねぇ！？
一気に体に熱が集まって、
心臓がバクバクバクバクとうるさい。
してくれないの？ってそーゆーコトだよね！？
(あれ、じゃあなんでちょっと不満そうな顔、、)
A「かそう、、」
翔「んぇ？」
パニックになりながら、
必死に頭の中の「かそう」ボキャブラリーを引き出す。
かそう？火葬、？仮想、？
翔「仮装、、？」
答えは出たものの、言葉の意味がわからなくって
ぐるぐる。
(っていうか、！僕は何を想像してっ、、)
さっきまでの驚きと高揚感が急に恥ずかしくなって。
Aさんを抱き起こして、
正面からきゅーっと抱きついた。
ふわふわの布の感触と、いつもの匂いに包まれる。
落ち着く、、。
A「電子レンジの中、見たでしょ、？」
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作者名：さとまお | 作成日時：2020年10月18日 19時
