(１１) ページ47
・
「……す、好きって……」
『さ、おじさん達が待ってる
行こう？』
頬を赤く染めてたじろぐリーマスの手を取り、廊下を進む
その間、リーマスは僕の手を見つめて何かを考えている様だった
「さぁさぁ！座って！」
食堂につくと、おばさんとおじさんが食卓について僕達を待っていた
僕の目の前におばさん、隣にリーマス
おばさんの隣にはおじさん
4人で食事をするなんて本当に久しぶりで、お互い自然と会話が弾む
「それで、ホグワーツでは今何を？」
『マグル学を教えています、主に2年生から4年生を担当する事が多いですね』
「マグル学！？君が……？」
『えぇ、そうです』
「父さん……マグル学って？」
「あぁ、文字通りの教科だよ……マグルの世界の事について教える科目
正直言ってそういうのは新人の担当する科目だと思うんだが……いささか君には不似合いじゃないかね？」
『……そうでしょうか？』
出されたワインに口をつけながらおじさんを見る
おじさんはうぅむ、と悩ましげな声を出して「いやでも、君が選んだ道だからなぁ……」とボヤいたと思ったらぐいっとワインを飲み干した
そんなおじさんを見ながら、リーマスは首を傾げている
「父さん、さっきから何をそんなに深刻そうな顔をしてるんだい？
別にAく……Aがマグル学の担当でもおかしくは無いだろう？」
そう言ったリーマスに「ばか！」と大声を出したおじさんは、酔っているのか素面なのかは分からない顔で僕の経歴についてそれはもう詳しくリーマスに語り始めた
食事の後片付けを手伝いながら、2人の会話に耳を澄ませる
「それでな、グリンゴッツを狙った闇の勢力……およそ１０人をたった5分で制圧！
更にその本拠地に単身で乗り込み、５０人もの魔法使いをあっという間にひっ捕らえたのさ！」
「あんなに華奢なのに、そんな事が？」
「驚くのは早い！
A君は癒しの力を司る天の使いの末裔……凄惨な現場に駆けつけては、傷ついた者たちを次々と回復させていったのだ！
それで助かった者は数知れず！今も尚その名は救世主として語り継がれている！！！」
「凄い……！でも確かにそんな凄い人がマグル学を教えているのは不思議だ……」
「わかるか息子よ！！！
それにな、A君の凄いところは学生時代からで……」
『盛り上がってますね』
「えぇ、あの人はA君の大ファンだから
もちろん私もね」
『……ふぁん？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わさび(プロフ) - イジーさん» 文才なんてありませんけどね！？！？！？こちらこそリクエストくださって本当にありがとうございます！！！！執筆しますので今暫くお待ちくださいませ✨ (2023年1月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
イジー - わさびさん» 書いてくださるのですか！？ありがとうございます！鼻息荒くw、詳しくは、書いていないですがこれまたわさびさんほどの文才力があれば、いけますよね！←すみません、よろしくお願いいたします！ (2023年1月22日 18時) (レス) @page26 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - イジーさん» 天才何それ面白そう………ありがとうございます！！！！1人で鼻息荒くしながら書かせて頂きますーー！！！😆 (2023年1月21日 9時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
イジー - わさびさん» リクエスト！分かりました！えーじゃあ、夢主君が惚れ薬を盛られてセブルスに惚れて、それを見たリーマスがうんたらかんたら〜、、みたいなのが見てみたいです！ (2023年1月21日 7時) (レス) @page24 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - イジーさん» ありがとうございます！！！笑 いやぁ……ポップルウェル君も大変ですなぁ！！！(⟵原因はお前) そろそろネタが尽きそうなので、もし良ければリクエスト頂ければ幸いです🥰🥰🥰 (2023年1月20日 21時) (レス) @page23 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わさび | 作成日時：2022年12月11日 0時
