・味の七変化(続) ページ1
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Remus side
「せ、セブルス……」
扉の近くに立っていたセブルスは何も言わず、ツカツカとこちらに歩いてきた
そしてAが置いていったゴブレットの元へ辿り着き、中身を確認した後こちらをジロリと睨む
「まだ飲んでいないのか」
「……後で飲むよ」
「………」
セブルスはゴブレットをコトリと私の目の前に置いた
「今すぐ飲め」
「……後で飲むから、今は」
「"今"飲めと言っているのが分からんのか?」
いつになくイラついたセブルスの声にカチンときた私は珍しく彼に反論する
「悪いけど、今それを飲めるほどの精神状態じゃないんだ
セブルス……君もよく知ってる理由でね」
「………ほう?と言うと?」
「しらばっくれるつもりかい?
最近の君とAの怪しい行動について……詳しく説明してくれるかな」
グッと距離を詰めると、セブルスは眉間の皺をより一層深くしてこちらを睨んだ
かと思えば、フッと笑って私を見る
まるで……私を馬鹿にするように
「……何がおかしい」
私はそんなセブルスにいちいちイライラしてしまい、拳を握り締めた
セブルスは気にしていないようで、ゴブレットの中身を眺めながらゆっくりとそれを傾けた
「つまり、貴様はAと吾輩にやましい関係があるのではないかと……そう疑っているわけか」
「………っ」
「貴様はこれを見たか?」
「……?」
「Aがお前の為に……この5日間ロクに眠らず、苦労し……試行錯誤して作り上げた奇跡の脱狼薬を
お前は見たのかと聞いているのだ」
「……え」
思ってもいなかったセブルスの言葉に目を見開く
そしてゴブレットの中を見て声を失った
「こ、これ……」
それは、薄緑色に美しく輝き
信じられない程優しい香りに包まれた……
まさに奇跡の薬液だった
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わさび(プロフ) - イジーさん» 文才なんてありませんけどね!?!?!?こちらこそリクエストくださって本当にありがとうございます!!!!執筆しますので今暫くお待ちくださいませ✨ (2023年1月22日 22時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
イジー - わさびさん» 書いてくださるのですか!?ありがとうございます!鼻息荒くw、詳しくは、書いていないですがこれまたわさびさんほどの文才力があれば、いけますよね!←すみません、よろしくお願いいたします! (2023年1月22日 18時) (レス) @page26 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - イジーさん» 天才何それ面白そう………ありがとうございます!!!!1人で鼻息荒くしながら書かせて頂きますーー!!!😆 (2023年1月21日 9時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
イジー - わさびさん» リクエスト!分かりました!えーじゃあ、夢主君が惚れ薬を盛られてセブルスに惚れて、それを見たリーマスがうんたらかんたら〜、、みたいなのが見てみたいです! (2023年1月21日 7時) (レス) @page24 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - イジーさん» ありがとうございます!!!笑 いやぁ……ポップルウェル君も大変ですなぁ!!!(⟵原因はお前) そろそろネタが尽きそうなので、もし良ければリクエスト頂ければ幸いです🥰🥰🥰 (2023年1月20日 21時) (レス) @page23 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わさび | 作成日時:2022年12月11日 0時