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『……ん、ふぁぁぁ』
寝落ちして暫く経った後、僕はふかふかのベッドで目を覚ました
どうやらセブルスは面倒くさがることなくきちんと送り届けてくれたらしい
『後でお礼を言わないと……』
ご丁寧に寝巻きにまで着替えさせてくれていたようで、リーマスが選んでくれたお気に入りのシャツがシワにならずに済んだ
少し体を伸ばし、身支度を整えて校長室へ向かう
『ダンブルドア先生、おはようございます。Aです』
「お入り」
部屋に入ると紅茶を淹れながら鼻歌を歌っている我が校長が見えた
「お主の分も用意してある……さぁお座り」
『ありがとうございます』
突然尋ねてきた僕の分まで既に用意されている所を見ると、やっぱりダンブルドアは千里眼の持ち主らしい
先生に促されて紅茶に口をつけたが、砂糖と蜂蜜がたっぷり入っているらしく歯が溶けそうなくらいに甘かった
「昨晩はご苦労じゃったの」
『いえ、それで……あの印は誰が』
「それがまだ分かっておらんのじゃ……一晩中捜索部隊が探し回ったが見つけることは出来なかったようでな」
『………相当な手練、という事ですね』
「そうじゃ………あれ程の警備を潜り抜けた者がいることは事実じゃからの、油断はできん
そうそう、魔法省から今朝フクロウ便が届いての
闇祓い局の人間がお主の話を聞きたいそうじゃ」
『分かりました、この後行ってきます』
「あぁすまぬ、お主には苦労をかけるが……」
なんて言葉を発しつつ、甘い紅茶に口をつけて幸せそうな顔をしている先生を見てクスリと笑い僕は席を立つ
『何をおっしゃいますか、貴方の頼みとあればなんてことありませんよ』
「ホッホッホ、良い息子を持ったものじゃ」
………息子
その言葉に目を見開くと、目の前のイタズラ好きの校長はひとつウィンクをした
『………っ失礼します』
「うむ、よろしく頼むぞ」
僕は何だか照れくさくなり、小さく会釈をして部屋を出る
『全く……あの人は本気なのか冗談なのかよく分からないな
………ん？』
秘密の階段を降りて自室に向かう途中、生徒たちが乗った列車がホグズミード駅に着くのが見えた
『そうか……確か他の2校も今日到着の予定だったな』
となれば魔法省との話し合いを早めに終わらせないと……と決意して僕は出発の準備を始めた
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わさび(プロフ) - やよいさん» コメントありがとうございます！体調の心配も……なんてお優しい！！！更新遅れてすみません！もう少ししたら再開致しますのでお待ち頂けると幸いです！ (5月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - 初コメ失礼します！お話とてもおもしろかったです！お体に気をつけながら更新がんばって下さい！応援しています！ (5月20日 19時) (レス) @page38 id: fcb1a6dad0 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 真昼さん» 返信が遅くなり申し訳ありません！！！！待っていてくださる方がいてとても嬉しいです！！！！暖かいコメント、本当にありがとうございます！！！！！ (2023年5月9日 0時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - ヴォルデモートが登場するのが、待ち遠しいです！！ 続きも頑張ってください！ ずっと応援しています！ (2023年5月6日 21時) (レス) @page36 id: 4aa49d82fe (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 散歩するトマトさん» こんな時間に……っこんな時間に読んで頂きありがとうございます！！！！お優しいコメント痛み入ります……、寝て……寝てください……() (2023年3月27日 1時) (レス) @page31 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年10月29日 22時
