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Harry side
幸せだ……
隣にポップルウェル先生が座っている
僕達は夕食を済ませたあと、1人ずつお風呂に入った
といっても、イギリスは湯船がある家の方が少なくて一般的にシャワーだけだから皆１５分もせずに浴室から出てきた
そして今、ソファーに座る僕の隣でポップルウェル先生が本を読んでいる
先生の伏せがちな目……睫毛が長くて顔に影を作っている
白くてしなやかな指先が丁寧に本のページを捲る様は、とても美しくて……
お風呂上がりで少し火照った頬がいつもの先生より幾分か幼く見せていた
「……」
『………そんなに見られると穴があきそうですね』
「え！？！？」
本に向けた視線はそのままに、ポップルウェル先生がクスリと笑った
僕の声に反応して、ダイニングの方でコーヒーを飲んでいたルーピン先生とシリウスがこちらを向く
『何か聞きたいことでもありましたか？』
本に栞を挟んでパタン、と閉じた先生はその美しい瞳をこちらへ向けた
天眼と呼ばれる先生の瞳……こんなに間近に見たことは無かったな……
遠くからは青空みたいに見えていた先生の瞳
近くで見ると……氷の結晶のような……ダイヤモンドという名前の宝石のような……不思議な光を湛えていた
『ハリー？』
「あ！えっと……ごめんなさい」
キョトンとした顔の先生はフッと笑って僕の頭に手を伸ばす
『謝ることなんてなにもないじゃない？』
柔らかく笑う先生に、頬が熱くなるのを感じた
「えっと……その、何の本を読んでるんですか？」
何だか照れくさくなって適当な話題を作る
先生はあぁ……と本に目を向けて表紙を見せてくれた
本を受け取って題名を読み上げる
「………魔法使いにおける魔法を創造している未発見の臓器ついての考察
……またその臓器はマグルに有効か？」
目を点にしながら先生に向き直ると、先生は吹き出してくつくつと笑い始めた
『ハリーには少し難しかったですかね』
こく、と頷きながらも気になって本の中を覗き見る
「……うわ」
ページの中は文字で埋め尽くされていて、挿絵なんてものは見当たらない
先生……さっきまでこれをちょっと面白そうな顔して読んでたよな
向こうの方で僕らの会話を聞いてたシリウス達もやってきて、僕と同じ反応をした
ルーピン先生なんて苦笑いだ
「うぇ……ガリ勉優男は未だ健在なのかよ」
『お黙りシリウス』
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わさび(プロフ) - mikittyさん» そう言って頂けて嬉しいです！！！私も皆さんからのコメントで元気をもらってます！！！ (2022年10月25日 16時) (
レス) @page47 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新多めで嬉しいです、ありがとうございます！！ (2022年10月25日 16時) (レス) @page46 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - mikittyさん» リクエストありがとうございます！ひゃぁぁぁ！それはキュンキュンしそうですね！！承知致しました！作成まで少々お待ちくださいませ！！！ (2022年10月19日 0時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
見知らぬ子猫(プロフ) - わさびさん» ありがとうございます！楽しみにして待ってます！ (2022年10月19日 0時) (レス) id: 1647542551 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 見知らぬ子猫さん» リクエストありがとうございます！承知致しました！めっちゃくちゃにあんまあまに甘やかさせて頂きます！！笑 作成まで少々お待ちくださいませ！ (2022年10月19日 0時) (レス) @page33 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年9月30日 22時
