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「ジニー……！」
ハリーがジニーの方へ駆け寄る。
僕もそれに続いて彼女の傍に膝をついた。
「ハリー……ポップルウェル先生……
ごめんなさい、私がやったの……でも信じて……私、そんなつもりじゃ……リドルがやらせたの……それで」
「わかってるよ、ジニー」
『無事に目覚めて安心しましたよ、Msウィーズリー。
大丈夫……全て終わりました』
「先生の言う通りだ、ジニー……
終わったんだ。あれは記憶だったんだよ」
フォークスが飛んできて僕の肩に留まる。
「素晴らしかったよ、本当にありがとう」
『僕からもお礼を言います、フォークス
ハリーを助けてくれてありがとう……』
嬉しそうに羽を押し付けてくる。
そして大きく羽を広げると、僕達を運んでくれた。
『さ、ウィーズリー君とロックハートを迎えに行かなくてはね』
「そうだ先生、闇の魔術に対する防衛術の先生はまた変わりそうですね」
『え？』
「ロックハートは記憶を失いました、もう何も覚えていないんです」
詳しく聞くと、どうやら折れたウィーズリー君の杖を使ったが為に呪文が逆噴射したそうだ。
僕はいつかの様に大声で笑う。
ハリーも釣られて笑い、ジニーも柔らかい笑顔になった。
本当に終わったんだ……。
これで学校は閉鎖にはならない。
もう誰も恐怖に怯えることもない。
最高の気分に包まれながら
僕らは光の方へと運ばれて行った。
・・・・・・・・・・・・・
数日後、僕とマダム・ポンフリー
そしてスプラウト先生で協力して石にされた者を蘇生した。
これでやっと、全て元通り。
今度の宴にはハグリッドも戻ってくるそうだ。
ホッと息を吐きながら廊下を進む。
校長室に近づくと何故かルシウスさんがハリーと睨み合っていた。
『何をなさっているんです？』
「！
あぁこれは、Aじゃないか。
御活躍だったそうだね」
『いえ、僕は何もしていませんよ
全てハリーが頑張ってくれましたから』
「そうか………では、私はこれで」
『さようなら……』
ハリーに恨めしい視線を送りながら去っていくルシウスさん。
なんだかヨロヨロしているような……？
「………あの、先生」
『さ、君は早く寮へ戻りなさい
宴がもうすぐ始まりますから』
「………はい！」
ニコ、と笑って走り去るハリー。
その姿に微笑みながら僕も校長室へ向かった。
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わさび(プロフ) - 海月湊さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けると励みになります！これからもよろしくお願い致します。 (2022年9月2日 21時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
海月湊(プロフ) - とても面白かったです。私好みの、作品でした。続きを楽しみにしています。更新頑張って下さい。 (2022年9月2日 18時) (レス) @page20 id: 5a465236d8 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - ぶどうさん» 応援のコメントとご指摘ありがとうございます！編集いたしました！これからもよろしくお願いします´`* (2022年8月27日 21時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - コメント失礼します。凄いスラスラ読めて、とても面白かったです。これからも応援してます！(細かい事ですが、マルフォイのファーストネームはドラコだと思います) (2022年8月27日 20時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月23日 15時
