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Harry side
骨もすっかり元に戻り、今はロンとハーマイオニーと共に3階の女子トイレでポリジュース薬を作っている。
「再び？じゃあ秘密の部屋は前にも開かれたの？」
「もちろん！決まってるじゃん。
ルシウス・マルフォイが学生だった頃に開けたんだよ
で、ドラコに開け方を教えた」
「そうかもね……、ポリジュース薬が出来れば確かめられるわ」
そう、僕らは秘密の部屋を開けた人間を突き止めるためにポリジュース薬でスリザリン生に化け、何かを知っているだろうマルフォイから情報を聞き出す計画を立てた。
「それにしても、ポップルウェル先生は本当にカッコイイわ……！
きっとコリンを最初に発見したのは先生よ！先生のおかげでコリンは死なずにすんだのね……！」
「あぁ、そうだね」
ハーマイオニーの言葉に頷く。
「僕もそう思う！
何たって先生は最高さ！ロックハートとは比べ物にならないよ！」
ロンが興奮気味にそう言うと、ハーマイオニーが眉を釣りあげて反応した。
「ちょっと！それどう言う意味？
ポップルウェル先生とロックハート先生は親友よ？新聞にもそう書いてあったじゃない！」
「そうは見えないけどね……」
「聞くけどさ、こんなとこで昼間っから薬作ってていいの？
女子トイレのド真ん中で」
ロンが話をすり替えた
確かに、今誰か来たら校則違反がバレるどころか、下手をすると僕とロンは変態扱いされてしまう。
「ここには誰も来ないわ」
ハッキリと言い切るハーマイオニーに首を傾げる。
「何で……？」
ロンも同じだった様で、不思議そうな顔をしながら彼女に問いかけた。
「嘆きのマートルよ」
「……誰？」
聞きなれない名前だ……。
「………嘆きのマートル」
薬を作りながら彼女は同じ言葉を繰り返す。
「マートルって誰？」
「"私が嘆きのマートルよ！"」
「！？」
声がするまで気が付かなかったが、そこにはお下げ髪をして眼鏡をかけた女子生徒がいた。
………いや、身体が透けている所をみるとどうやらゴーストらしい。
「"どうせ私のことなんか知らないんでしょ！！！
誰も私の話なんかしない……！
みじめな……めそめそマートルのことなんか！！！"」
マートルは泣き叫びながらトイレの便座に潜って行った。
水飛沫があがり、床がびしょ濡れになる。
「……傷つきやすい子なの」
慣れたように言うハーマイオニーに、思わず僕とロンは顔を合わせた。
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わさび(プロフ) - 海月湊さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けると励みになります！これからもよろしくお願い致します。 (2022年9月2日 21時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
海月湊(プロフ) - とても面白かったです。私好みの、作品でした。続きを楽しみにしています。更新頑張って下さい。 (2022年9月2日 18時) (レス) @page20 id: 5a465236d8 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - ぶどうさん» 応援のコメントとご指摘ありがとうございます！編集いたしました！これからもよろしくお願いします´`* (2022年8月27日 21時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - コメント失礼します。凄いスラスラ読めて、とても面白かったです。これからも応援してます！(細かい事ですが、マルフォイのファーストネームはドラコだと思います) (2022年8月27日 20時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月23日 15時
