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『えーっと………魔法界におけるマグル製品の有効活用法、魔法界とマグル社会の書籍の違い、ゴムで作られたアヒルは一体何者か………………………ん？』
一夜明け、僕は授業で使う参考書を図書室で探していた。
本当はこんな事している場合では無いのだが、生徒に有意義な授業をする事も大事な務めだ。
と、ふと奥の机の方にハリーを見つけた。
どうやらウィーズリー君とMsグレンジャーも一緒のようだ。
3人は何やら分厚い本を食い入るように見ている。
『………自習かな？
ふふ、感心感心』
レイブンクローだった僕も、昼休みのみならず少しでも時間があれば図書室に篭っていたものだ。
3年生の頃にジェームズ達によって外に連れ出されるようになったのだが、そこでも本に齧り付いていた僕に呆れ
シリウスが僕に「ガリ勉優男」という何とも言い難いあだ名をつけた。
懐かしい気持ちに浸りながらも、勉強しているのなら邪魔をしてはいけないと必要な本を選んで早々に立ち去る。
図書室を出る瞬間、チラリと見えた本の題名に疑問を持った。
『あれは確か……高度な魔法薬の調合方法が書かれた本だったはず……。
ハリー達は一体何を……？』
2年生の彼らがあの本に用があるとは思えない。
やはり気になる、と踵を返そうとしたが
『………まぁ、読んだところで材料とか
誰にもみられずにあのキツイ匂いの薬品を調合できる広い部屋も無いわけだし………気にしなくても良いか』
と進む方向を戻した。
あの本に書かれている薬品が2年生で完成させることができたら、それこそマーリン勲章ものだろう。
『……でも、それなら何でハリー達はあの本を見ていたんだろう？』
とても気になるところではあるが、勉強しようとする姿勢は素晴らしいものなのでそっとしておく事にした。
…………僕はこの時、まさか秀才のMsグレンジャーが
本を読んだだけの知識で
調合がかなり複雑で
しかも校則を５０も破ると言われている「ポリジュース薬」を完成させてしまうとは夢にも思っていなかった。
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わさび(プロフ) - 海月湊さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けると励みになります！これからもよろしくお願い致します。 (2022年9月2日 21時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
海月湊(プロフ) - とても面白かったです。私好みの、作品でした。続きを楽しみにしています。更新頑張って下さい。 (2022年9月2日 18時) (レス) @page20 id: 5a465236d8 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - ぶどうさん» 応援のコメントとご指摘ありがとうございます！編集いたしました！これからもよろしくお願いします´`* (2022年8月27日 21時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - コメント失礼します。凄いスラスラ読めて、とても面白かったです。これからも応援してます！(細かい事ですが、マルフォイのファーストネームはドラコだと思います) (2022年8月27日 20時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月23日 15時
