せっかくなので、全力で楽しみます

せっかくなので1話 ページ1

今日もいつもと変わらない日常で
誰がカッコイイだとか、誰が誰と付き合ってるだとか
他愛もない会話で盛り上がって
特に何かに熱中してるわけでもなくて
だからか、ふと思う
『なんか、つまんないな…』
そう思っても何かが変わるわけじゃなくて






今日もまたいつもと変わらない日常の始まり
でも、今日の天気は雨
雨は苦手だ
そんなことを考えながら歩く通学路
ﾊﾞｼｬｰﾝ
『最悪……。』ﾌﾞｳｫｰﾝ
悪気なく通り過ぎていくトラック
苦手だった雨が、確実に嫌いになった瞬間だった


なんだかんだで学校についてクラスに入ると
ク1｢おはよー｣
とクラスメイトがいう
『おはよー！』
そう、私は猫かぶりだ。
正直、本来とは逆のタイプだから疲れるが、
「ノリ悪っ」とか影で言われるのがこわい(笑)
まあ、生きてくためだ()

？｢おはよ〜Aちゃん。｣
友達の羽依ちゃんだ
『おは〜』
唯一の友達だったりする
羽｢なんか元気ない？？｣
ほら、すぐ気づくでしょ？
『ああ、さっきトラックに水かけられた笑』
羽｢うっわ、おつすぎ笑笑笑｣
『いやほんとそれな？』
羽｢ガチどんまい笑笑笑｣
『いや笑いすぎね？笑ちょ、着替えてくるね』
羽｢はいよーん｣
正直着替えるのは嫌だ。だって嫌でも目立つし。
まぁ、びちゃびちゃのままの方が嫌だけど。




なんだかんだで時はすぎて、放課後に。
羽依ちゃんは今日部活らしいからひとりで帰る。
今日は散々な日だった。
体育では、ボールが当たるし、お弁当忘れて購買のパン戦争に参戦しなくちゃいけなくなったっし、本当に最悪。
『はあ……。あっ。』
そういえば、今日ハイキュー！！の新刊出るんだった。神〜！元気でるわあ。買って帰ろ〜。今日は駅の方の本屋行こうかな〜


この選択が間違えだということをのちに後悔する。

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