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憧れだからの段4 ページ48

一頻り与四郎に教え終わると、日陰に移動してお茶を飲んだ



お茶を飲みながら、Aは隣に居る与四郎をちらりと見る



自分よりも背が高く、しっかりしているが、何時も笑顔で優しい



『(喜三太達が好かれる理由も何となくわかる気がする)』


与四郎「どうした?そんなおらの事見て?」



『ん?いや、与四郎が皆んなに好かれる理由がわかるなと思ったんだよ。』



与四郎「そう言われると、嬉しいなぁ!でも、Aだって誰からにでも好かれとるだろ!」



大きな声で笑う与四郎にAもつられて笑ってしまう



そんな、楽しい時間を満喫していたら、空が段々と紅くなってきているのに気付いた




『そろそろ帰ろうか。』



与四郎「そうだな!忍術学園まで送るべ!」



『それは、申し訳ない。与四郎が帰るのが遅くなってしまう。』



与四郎「大丈夫だ!ほら、暗くなる前に!」



Aは少し悩んだものの、与四郎に送ってもらう事にした



肩を並べて、話しながら裏裏山を降りていると、ピタリと二人の足が止まった



互いに顔を見合わすと、背中を向けあい、武器を片手に持つ




『誰かいる…』



与四郎「どうやら、あいつらのようだなぁ」



目線の先には、奇抜な格好をした山賊らしき男達が数人いた



笑いながら、此方に近づいてくる山賊に二人は警戒の姿勢を見せる



「こんな所でウロウロすると、俺達みたいな奴らに絡まれるぞ?」



「助けて欲しいなら、金を置いていきな。」



与四郎「金なんかねぇよ!」



「そうかい。だったら…其処の物凄い美しい女を寄越せ。」



山賊の視線はAに集まる



当の本人は、全く怖がる様子も無く、冷めた瞳で山賊を見つめていた



しかし、与四郎はAの前に立ちふさがる



与四郎「Aには、手を出させねぇ!お前らの相手はおらだ!」



そう宣言した与四郎だったが、Aは首を振った


与四郎の横に立つと、にかっと笑いかける



『私も一緒に戦う。私達なら、すぐに山賊なんか倒せるよ!』



与四郎「しかし…危ないぞ?」



『大丈夫。与四郎だけが危ない目に合うのは、嫌だから。』

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設定タグ:忍たま , 逆ハー   
作品ジャンル:ラブコメ
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月11日 11時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい(*>v<*) (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します!沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします! (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか? (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに!先程、続編に続きを更新しました! (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年6月24日 17時

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