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貴方が居ないと、の段2 ページ5

Aに解毒薬を飲ませ、様子を見るが目を覚ます様子は無い



血を拭いながら、全く動かないAの姿に保険委員会は涙が溢れそうになる



善法寺「A…起きてよ…」



新野先生「念の為、全体に伝えて来ますね。」



忍術学園にAの事を知らせるため、部屋を出た新野先生



保険委員会は、ただ俯きながら、頰に涙を流していた





新野先生「皆さん。知らせがあります。」



食堂へ行くと、六学年以外の学年と先生が揃っていた



悲しげな新野先生の表情に全体が不安そうな顔になる




新野先生「六年い組の鶯Aさんが、毒薬によって…意識が無い状態です…」



土井先生「…へ?」



守一郎「そ、そんな!本当なんですか⁈」



作兵衛「今のところ、息はあるんですよね⁈」



新野先生「息はありますが…1日持つか怪しいところです。」



久々知「A先輩が…そんなのあり得ない!」



全体が取り乱す中、騒ぎを聞きつけた学園長先生



大きな声で、全体を沈めると一つ咳払いをした




学園長「聞いた通り、Aは今危ない状態じゃ!これは、嘘でも何でもない。全員…心しておくように。」




その言葉に八左衛門が床に力が抜けたように座り込んだ



八左衛門の目には、悲しみと憎しみが籠っている様に見える



生物委員会は、同じ様に机に顔を埋めたりして涙を流していた



他の忍たま達もAが失われてしまう恐怖から、辛そうな顔で涙を零す




その場に居なかった六年生は、医務室へ集まり、どうか目を覚ますようにと祈っていた



布団で瞼を閉じているAは、まるで人形のようだ



雪のように白い肌に、手を伸ばすと優しく撫でた




潮江「大丈夫だ。」



中在家「…また、目を開けてくれ…」




悲しさで涙を流す六年生の姿を食堂から、抜けて来た五年生が見ていた



一番長く六年間も一緒に居た六年生は、大事なAを失うのが恐ろしい程に怖いのだろう


普段は泣かない六年生の目からは、大粒の涙が溢れ出し、手の甲へ落ちていった




鉢屋「…本当に眠ってるみたいだな」



不破「もう少ししたら、目を覚ましそうなのに…」



尾浜「俺たちは、無事を祈るしか出来ない。」

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設定タグ:忍たま , 逆ハー   
作品ジャンル:ラブコメ
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月11日 11時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい(*>v<*) (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します!沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします! (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか? (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに!先程、続編に続きを更新しました! (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年6月24日 17時

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