帰ろうよの段７ ページ38
敵を一先ず片付けた七人は、お頭と呼ばれる青年がいる部屋へと駆けつけた
勢いよく扉を開けると、眠るAに近づく
潮江「A！しっかりしろ！」
善法寺「文次郎！あまり、揺すりすぎてはダメだよ！これは寝てるだけだがら。」
伊作が文次郎を離した途端、眠っていたAが目をゆっくりと開けた
しかし、目の奥の瞳は真っ赤に染まっていて七人をじっと見つめている
竹谷「良かった！目が覚めたんで…え？」
『近付くな。』
Aが起きたと思ったら、声を掛けてきた八左衛門の首に刀を押し付けた
驚く七人は、只事では無いと感じ、距離を図る
布団から出たAは、脇差を取り出すと真っ赤な着物を身に纏いながら驚きの速さで攻撃をしてきた
立花「うわっ！」
食満「俺たちの事がわからないのか⁈」
『知らない。だから、お前らの首を貰う。』
淡々と答えながら、刀を振り回してくるAに七人は手の打ちようが無かった
しかし、長次が布団の側にあった装束と薬品に気づくとバレないように取りに向かう
Aが足音に気づいたのか、ぐるっと首を回して長次の方を見る
あと少しで薬品が掴めると思ったのだが、いち早く気付いたAが風を使って長次を飛ばした
七松「長次っ！ぐぁ！」
苦無を投げた小平太もAに蹴飛ばされてしまった
Aは薬を取り上げようと手を伸ばしたが、後ろから手毬が投げられ、薬が飛ばされてしまった
『は？』
善法寺「薬は渡さない！A、僕達と帰ろうよ。何時もの君に戻って？」
『何時もの自分とは？私は、何もわからないのに？』
無慈悲な瞳で、手毬を投げたであろう伊作をジロリと見ると、すぐに薬が転がった先を見る
薬を握っていたのは、先ほど蹴飛ばした小平太だった
七松「伊作…ナイス！」
竹谷「七松先輩！大丈夫ですか⁈」
七松「大丈夫だ！このくらいの怪我、Aと遊ぶときに何時もしてるからな！」
『しぶとい。』
Aは着物を着ているにも関わらず、小平太に向かって行った
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年8月11日 11時) (
レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい（*＞ｖ＜*） (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します！沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします！ (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか？ (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに！先程、続編に続きを更新しました！ (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：satochan0101 | 作成日時：2019年6月24日 17時
