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帰ろうよの段3 ページ34

赤髪の青年は、Aの雪のように白い肌を優しく撫でる


Aの髪の毛を解くと、黒く艶のある髪の毛の匂いを嗅いだ



赤髪の青年「やっぱり…いい匂い…。昔と変わらないね。更に美しくなって…。」



閉じられたAの桃色の唇をふにふにと触ると、嬉しそうに笑った



赤髪の青年「忍術学園へ行ってしまう前に、俺だけのものにしとけば良かったな。まあ…今手に入れられだのだから…別にいいか。」




そんな事をぶつぶつ言っていると、先程まで目を閉じていたAの体がピクリと動いた



青年がAへ体を向けると、ゆっくりと目を開けた


自分と同じ髪色の瞳となったAを青年は、更に強く抱きしめる




赤髪の青年「おはよう。」



『だ…れ?』



赤髪の青年「君…Aのことが大好きな人だよ。俺の事は”紅さん”って呼んでね。」




怯えるような瞳で見てくるAを気に留めず、楽しそうに自己紹介する青年



薬を飲まされたAは、自我を失っているため脳に危険だという信号が届かなかった



力無く頷くと、青年はAに真っ赤な着物を渡す



紅さん「はい。これを着てね。その服はもう着ちゃダメだから。」



『…わかった。』



青年が部屋を出ると、Aは着ていた六年生の装束を脱ぎ、渡された赤い着物に着替える



ふと、近くにあった鏡を見ると着物と同じくらいに赤い目をした自分と目があった




『これは…本当に私なのかな。違う気がする…』



紅さん「A、着替えたかな?」



『あ、着替えました…』



紅さん「うん、凄い綺麗だよ。今日はゆっくり休みな。」



置かれていた布団にAを寝かせると、青年は部屋を出た



近くに居た部下に何かを命令すると、そのまま何処かの部屋へと歩き出した




潮江「拠点は何処だ⁈」



中在家「文次郎、あまり大きい声は出すな…」



食満「一通り、森の中を見て探したんだかな。」



Aが連れて行かれたであろう拠点を血眼になって探す七人



薄暗くなってきた森に足元を奪われていると、突然足を痺れが襲った




善法寺「いったっ…」



竹谷「何だ…⁉」




下を見て見ると先ほどの忍者と同じような忍者が、自分達の足に毒と思わしき物を打っていたのだ



その場に崩れる七人


伊作は、ポケットから予備の解毒薬を取り出すと、ぐらつく足を引きずりながら一人一人の足に塗っていった



七松「少しは…歩けそうだ…」


善法寺「急いで…新野先生の所へ…」

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設定タグ:忍たま , 逆ハー   
作品ジャンル:ラブコメ
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月11日 11時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい(*>v<*) (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します!沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします! (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか? (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに!先程、続編に続きを更新しました! (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年6月24日 17時

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