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記憶は何処へ?の段3 ページ13

食満「A!本当にすまない…、俺のせいで…」



『あれは事故ですから、そんな謝らないで。』




留三郎は、Aに勢いよく謝る



困惑した顔で物凄く謝る留三郎にAは大丈夫だと告げ、顔を上げさせる




食満「しかし…」



立花「Aも大丈夫だと言ってるんだ。あんまりに謝りすぎると、困ってしまうだろう。」



まだ謝ろうとする留三郎を仙蔵が宥める



一先ず、六年生の席に落ち着きが戻ると伊作がAの分のご飯を持って来た




善法寺「お待たせ。今日はオムライスだよ。」



『オムライス⁈』



ばっとAは、伊作が持って来たオムライスを見る



ふんわりとしたオムライスを見たAは、ほおを緩ませた




『やった!』



中在家「召し上がれ。」




スプーンで卵を掬い、口に運ぶ


ふんわり卵の優しい甘さが口の中に広がって行く



次は、ケチャップライスと一緒に食べるとAは幸せそうな顔をした




潮江「美味しいか?」



『凄く美味しい…!』



七松「Aはオムライスが出た時、何時も幸せそうな顔をするもんな!」




『…そうだったんだ。』



覚えていない記憶だったが、何処か頭の片隅にあるように感じる



またもや不思議な感覚が来たが、Aはオムライスに夢中となっていたのだった





オムライスを食べ終わったAが、食器を戻すと小平太に腕を掴まれた




七松「食後の運動だー!行くぞー!」



『ちょ、ちょっと待て!』



Aの腕を掴んだと思えば、そのまま外へ走り出す小平太




慌てて止めようとするが、全く止まらない



ため息を吐いたAは、小平太について行くことにした




裏裏山へ入った二人は、猛スピードで走って行く



二人が止まった先には、裏裏山全体を見合わたせる崖だった




『此処は?』



七松「よく私とAが息抜きに来る場所だ!何かを思い出すかと思ってな!」



『…始めて来たようなものなのに…ずっと昔から此処を知っていた気がする。』




懐かしむような目で景色を眺めるA



小平太は、笑顔でAの頭をわしゃわしゃと撫でた





七松「ゆっくりと思い出していけばいい。私達は待ってるから。」



『うん。ありがとう…!』



伝わってくる優しさに心が安らぐA



小平太の肩に頭を落とすと、心地好さそうに微笑むのだった

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設定タグ:忍たま , 逆ハー   
作品ジャンル:ラブコメ
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月11日 11時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい(*>v<*) (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します!沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします! (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか? (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに!先程、続編に続きを更新しました! (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年6月24日 17時

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