またもや惚れ薬の段5 ページ39
守一郎「久々知先輩の時は、許さないって気持ちが体を埋め尽くしてましたが、今は幸せが体を埋め尽くしてます！」
久々知「何だよ、体を埋め尽くすって！」
尾浜「許さないって気持ちは、わかるよ。」
久々知「勘右衛門まで！」
騒ぐ五年生の後ろから、喜八郎を先頭に四年生がそれぞれ武器を持ちながらやって来た
守一郎は、それに気付くとAの手を引き、逃げようとしたが、四年生の逃げるなと脅すかのような目を見ると足が竦んでしまう
鉢屋「御前達、どうしたんだ？」
滝夜叉丸「惚れ薬のことを喜八郎から聞いて、守一郎を引き取ろうと…」
『えっ…守一郎を連れてかないで…』
悲しそうな目で、見つめてくるAに四年生は罪悪感に襲われる
しかし、Aの言葉に照れる守一郎が逆鱗に触れたのか、罪悪感が吹き飛び、武器を構えだす
三木ヱ門「A先輩には、申し訳ないけれど…守一郎、覚悟しろ！」
タカ丸「動かないでね！」
喜八郎「久々知先輩の時より、優しくしてるんだから、感謝してよ。」
久々知「俺の時なんか、えげつなかったからな。」
五年生がさらりと道を空けると、飛びかかる四年生
しかし、その攻撃は飛んで来た焙烙火矢によって塞がれてしまった
煙に周りにいた者達は、咳き込みながら飛んで来た先を見る
其処にいたのは、先程まで口論をしていた六年生だった
善法寺「A！」
呼ばれたAは、伊作の元へ行こうとしたが、守一郎が手を固く握り、行くのを阻止しようとする
食満「守一郎！手を離すんだ！」
守一郎「いやです！後、少しだけ…」
必死に説得されるも、まだAを独り占めしていたい守一郎は、離そうとしない
何処かへ、逃げる手もあるが、周りには上級生
簡単に逃げられるはずがない
守一郎は、諦めたかのようにAの手を離したかと思えば、突然肩を掴み、顔を近づけた
Aの唇は、守一郎の唇によって塞がれた
深く接吻をする二人を、目を丸くしながら周りは見つめる
しばらくして唇を離すと、惚れ薬が切れたのか、Aが守一郎に倒れこむ
すぐに目を開けたAは、驚いた様子で守一郎を見つめた
『どうゆう状況⁈』
食満「惚れ薬騒動が起きたんだ」
守一郎「A先輩、俺幸せな時間を過ごせました！」
『伊作…』
善法寺「ごめんんん！」
Aと伊作の鬼ごっこは、夜中まで続いたそうだ
〜
cauliflower131さん、ありがとうございます！
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ねこまる - 尊いが過ぎる！生きててよかった〜（泣） (2023年4月17日 19時) (
レス) @page4 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
あやべぇ(プロフ) - この小説は尊い！ (2021年8月26日 1時) (レス) id: 8222d649cd (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - サクラモチさん» バズーカーは、7の方でかなり出演する予定です！あまり出せてなくてごめんなさい！ (2019年5月29日 23時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ！ (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ！ (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：satochan0101 | 作成日時：2019年3月18日 20時
