天使のお世話の段4 ページ28
未だに息を荒くし、興奮しながら、Aを抱きしめる守一郎
先程、他の上級生に抱きしめられた時は、笑顔を見せたAだったが、今は笑顔を一切見せず、怯えていた
守一郎「怯えてても、可愛い…。この姿なら、何しても大丈夫なはず…A先輩!チューしましょうか!」
滝夜叉丸「A先輩を守一郎から、離すぞ!」
タカ丸「守一郎、いくら姿がどうであろうとダメなことは、ダメだから。」
滝夜叉丸とタカ丸の素早い連帯プレイで、Aを此方へ移す
守一郎は、手を伸ばし、寂しそうな顔をする
Aを渡された喜八郎は、後ろからAを膝に乗せると、顔やほっぺを優しく撫でていく
喜八郎「可愛いね〜、守一郎の気持ち解らなくもないね。」
三木ヱ門「喜八郎、変な事するなよ!」
喜八郎「僕を何だと思ってるの…」
その後も喜八郎の膝にAは、乗ったまま、四年生達と折り紙などを始める
小さな手で一生懸命織ろうとする姿に、四年生は顔をほころばせながら、Aを見守るが、守一郎は、まだ落ち込んだままだ
体育座りで、膝に顔を埋めながら、どんよりした雰囲気を出しているが、数秒ごとにAをチラ見していた
タカ丸「…落ち込んでないで、何時もみたいに明るい方がいいと思うよ。」
守一郎「A先輩…」
滝夜叉丸「そんな、泣きそうな声を出すな!少し離しただけだろう!」
そんな守一郎の様子に、折り紙をしているAは気づいたのか、キョトンとした目で見つめる
ふと、目線を作った折り紙に移すと、犬の形に作った折り紙を持って守一郎の方へ向かい出す
テトテトと音が聞こえそうな小さな歩きで、ゆっくり守一郎の元へ、行くと、しゃがみこみ守一郎の顔を見つめる
守一郎「どうして…」
『わんわんあげるから…なかないで…いっしょにおりがみ…しよ?ちゅいちろー』
まだ少し舌足らずだが、自分を頑張って慰めるAの姿に、守一郎は感激したのか、目を潤わせる
それを見ていた四年生達も、涙が出そうになるのを堪えて、まるで父のような目でAを見つめていた
喜八郎「天使すぎて、涙が出そう…」
滝夜叉丸「わんわん…かわいい…」
守一郎「あぁぁ…A先輩…もう本当に天使だ…」
『な、なかないで…』
守一郎「このわんわん宝物だよ…」
犬の折り紙に頰を擦り付ける守一郎を、Aは困惑しながら、見つめていた
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ねこまる - 尊いが過ぎる!生きててよかった〜(泣) (2023年4月17日 19時) (レス) @page4 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
あやべぇ(プロフ) - この小説は尊い! (2021年8月26日 1時) (レス) id: 8222d649cd (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - サクラモチさん» バズーカーは、7の方でかなり出演する予定です!あまり出せてなくてごめんなさい! (2019年5月29日 23時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ! (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ! (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年3月18日 20時