検索窓
今日:13 hit、昨日:22 hit、合計:139,587 hit

天使のお世話の段 ページ25

立花「伊作…いい加減にしろ!」


善法寺「ごめん!薬を間違えちゃって…」


六年い組の部屋に仙蔵の怒号が響き渡る

その迫力に体を縮こませながら、伊作が謝っていた


なぜ、こんな事になっているのかというと、またもや伊作の薬でAに被害が出たからだ



潮江「な、泣きそうだぞ!」


食満「当たり前だろ!記憶まで赤ちゃんの頃になってるんだ!」


『ふえ…ふ…うわぁぁん!』


中在家「お前達がうるさいからだ…」


七松「A、没収!」



長次は、ニタリと笑って文次郎からAを離し、優しく抱っこすると、ピタリとAの涙が止まり、笑顔になった


ふにゃりと笑う笑顔に、長次と小平太は真っ赤な顔を手で覆い、感動している



『(にぱっ)』


七松「かわいいいなぁぁ!」


中在家「癒される…」


立花「私にも抱っこさせてくれ、」


仙蔵が抱っこすると、Aはサラサラな仙蔵の髪の毛に興味を示した


小さな指で仙蔵の髪の毛をペタペタと触る



潮江「どうしたんだ?」


立花「髪の毛が気に入ったのか?」


『しゃらしゃら…ぴかぴか!』


仙蔵の髪の毛を触りながら、きらきらした目で仙蔵を見つめる


舌足らずな褒め言葉に六年生は、ほっこりした雰囲気となっていた


留三郎は、うずうずしながらAのほっぺに手を伸ばす

真っ白なほっぺをぷにと人差し指でつつくと、餅のような柔らかさにときめいている


食満(ぷにぷにぷにぷに)


善法寺「留三郎!触りすぎだよ!」


食満(もちもちもちもち)


潮江「聞こえてないな…」



無我夢中でほっぺを触り続ける留三郎


このままでは、Aが危険だと思い、Aを小平太の元へ移動させる


留三郎は、離れたAを見て、ぐたりと落胆の表情を浮かべた



善法寺「落ち込まないで!」


食満「俺の天使…」


七松「A 私の名前は、小平太だ!」


『こーた?』


七松「惜しい!こ・へ・い・た!」



顔を真っ赤にして、精一杯小平太の名前を言おうとするAの姿に小平太は嬉しそうな顔をする


Aが更に、踏ん張りながら口を大きく開けた


『こへーた!』


七松「そうだ!私の名前言えたなぁ!すごいぞ!」


『こへーた!すきー!』


七松「私も大好きだぁー!」



Aを高い高いして、はしゃぐ小平太を他の六年生は羨ましそうに見つめていた

天使のお世話の段2→←一緒に見に行こうの段6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
139人がお気に入り
設定タグ:忍たま , 逆ハー   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ねこまる - 尊いが過ぎる!生きててよかった〜(泣) (2023年4月17日 19時) (レス) @page4 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
あやべぇ(プロフ) - この小説は尊い! (2021年8月26日 1時) (レス) id: 8222d649cd (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - サクラモチさん» バズーカーは、7の方でかなり出演する予定です!あまり出せてなくてごめんなさい! (2019年5月29日 23時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ! (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ! (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年3月18日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。