優先のリクエストです 解けない毒と愛 ページ47
眩しい日差しの下、笠を被り、真っ赤な髪をなびかせながら歩く一人の少年が居た
少年は白い手を目元に翳しながら、太陽を見上げポツリと呟いた
「もうすぐ、会えるね。」
その声と共に、山を歩いていたAは後ろを振り向いた
何処からか聞き覚えのある声が聞こえたような気がしたからだ
後ろを向いたまま立ち止まるAに英資が声をかける
英資「A姉さん、どうかしましたか？」
『いや、いま誰かの声が聞こえた気が…』
竜「こんな険しい道に人が居るとは思えないぞ。」
その通り、三人が歩いている山道は急な坂となっていて、歩くのもかなりの体力が必要となる
家に帰るまでの近道ではあるのだが、三人は何時もは近道でも此処は通らない
しかし、今日に限って狙っているかの様に普段通る道が木で塞がれ、危ない状況となっていたからだ
『気のせいだよね。こんな所を通るなんて、忍者でも中々居ないし』
竜「山彦かなんかだろ。それより、早く行くぞ。雨など振られたら困る。」
英資「皆んなも待ってますし、急ぎましょうか。」
再び歩き出した三人は、楽しそうに話しをしながら家へと向かう
けれども、Aが聞いたあの声は山彦でも何でもない
あの声はAを狙う少年の声だと気づくのは、まだ先だ
道を歩くこと数十分、やっと家の側まで来た三人は背筋をぐーっと伸ばす
疲れたー、などと言い合う三人の横を冷たい風が吹いた
思わず身震いする三人だったが、気にせず進もうとすると、小さな集落が目に入った
Aと竜の二人は、何かを思い出したのか顔が青ざめていく
『…この場所…』
竜「まだ家も残ってる、」
英資「あんな所に集落なんてあったんですか⁈ちょっと行ってみます！」
竜「お、おい！待て、英資！」
興味津々な顔で集落へと走り出す英資
まるで引き込まれていくかの様に、竜が止めようとしても止まらない
『二人とも！其処は危ない！』
集落に入りそうな二人のもとに、Aも急いで向かう
止まらない英資と其れを止めようとする竜
Aは足に力を込め、全速力で走り、ギリギリの所で二人の腕を掴んだ
『英資、急に行ってはダメだろ！』
英資「ごめんなさい…つい、えっ…誰？」
恐れる様な目で英資が見つめるのは、竜
ではなく、後ろに佇む一人の赤髪の少年だった
竜「何見て、お前！」
気づいた竜が刀を取り出したが、遅かった
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airi01012005(プロフ) - ゆっちさん» リクエストありがとうございます！ (2019年11月9日 20時) (
レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - airi01012005さん» 今晩は！リクエストです。夢主と６年生が敵に操られてしまい４年と５年生と戦って元に戻るのをお願いします。操られて居るとき夢主が狼を呼び寄せる犬笛を使用してほしいです！よろしくお願いします！後今日の更新楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2019年11月9日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - メロンソーダ大好き人間さん» 嬉しい言葉ありがとうございます！実は、いま受験生なので中々更新が難しくなってしまいました…休日などに少しずつ投稿していくので楽しみにしていただけると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年11月9日 1時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ大好き人間 - お久しぶりです！相変わらず面白いですね!!最近更新出来てないようですけど大丈夫ですか？余り無理しないでくださいね!!続き気になります！頑張ってください！ (2019年11月8日 22時) (レス) id: 0747bee2c2 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - ゆっちさん» お願いします！ (2019年11月3日 10時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：satochan0101 x他1人 | 作成日時：2019年8月4日 20時
