１日先生の段７ ページ38
叫ぶ周りとは対照にAは目を輝かせていた
『もちろんだよ！すいませんが、空き部屋をお借りしますね。』
やまぶ鬼の腕を引きながら、空き部屋へと向かおうとするAの前に八方斎が立ち塞がる
八方斎「ま、待て！恋の相談だと⁈」
風鬼「まだ早いよ！」
『やまぶ鬼の願いなのですから、いいではありませんか。もし、盗み聞きなどしたら罰がありますからね。』
美しい笑みで恐ろしい事をこっそりと言い放つAはに背筋が凍る大人達
小さく「はい」と呟いたのを確認すると二人は部屋へと入った
一つの机で向かい合わせで座った二人はじっと互いを見つめ合う
先に口を開いたのはやまぶ鬼
やまぶ鬼「恋の相談なんていきなりごめんなさい！恋について聞きたい事がありまして…」
『謝らなくていい。それで恋についてとは？』
やまぶ鬼「これから恋をするとして、恋で大事な事を教えてください！」
少し顔が赤いやまぶ鬼を見たAは自分もこんな事を母に聞いたなと思い出していた
少し考える素振りをすると、笑みを浮かべながら口を開く
『一つ言えるのは、自分の気持ちは後悔しない内に伝えるべきだと思う。私は一度後悔してるから。』
やまぶ鬼「Aお姉さんが⁈」
『初恋の人に好きだと言えなくてね、その人は亡くなってしまったの。』
寂しげな顔のAにやまぶ鬼も悲しそうな顔をする
Aはポケットから一枚の写真を取り出す
『この人だよ。信って言うんだ。』
やまぶ鬼「かっこいい人…！」
『信が亡くなった後に貰った手紙で両思いだったと知ったけど、やはり伝えておくべきだったね。』
やまぶ鬼「恋は悲しいんですね。」
『でも、悲しいだけではない。』
写真をしまったAはやまぶ鬼の髪を優しく触る
あまりにも綺麗な顔が近くにあり、思わずやまぶ鬼の鼓動は早くなった
『恋は何処か自分の心を幸せにしてくれるんだよ。悲しいだけじゃない。』
やまぶ鬼「でも、恋が叶うには可愛くないと…」
『恋をすると今まで以上に可愛なるから、心配ご無用！』
優しい答えにやまぶ鬼は先程よりも安心していた
『やまぶ鬼に好きな人が出来たら直ぐに教えてね！』
やまぶ鬼「お、教えます！」
相談が終わり、部屋から出た二人
部屋から出ると、いぶ鬼もふぶ鬼もAをじっと見ている
二人の様に相談がある様な目だ
「「僕達も相談していいですか⁈」」
『もちろん！君達は私の生徒なのだから！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
airi01012005(プロフ) - ゆっちさん» リクエストありがとうございます！ (2019年11月9日 20時) (
レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - airi01012005さん» 今晩は！リクエストです。夢主と６年生が敵に操られてしまい４年と５年生と戦って元に戻るのをお願いします。操られて居るとき夢主が狼を呼び寄せる犬笛を使用してほしいです！よろしくお願いします！後今日の更新楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2019年11月9日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - メロンソーダ大好き人間さん» 嬉しい言葉ありがとうございます！実は、いま受験生なので中々更新が難しくなってしまいました…休日などに少しずつ投稿していくので楽しみにしていただけると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年11月9日 1時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ大好き人間 - お久しぶりです！相変わらず面白いですね!!最近更新出来てないようですけど大丈夫ですか？余り無理しないでくださいね!!続き気になります！頑張ってください！ (2019年11月8日 22時) (レス) id: 0747bee2c2 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - ゆっちさん» お願いします！ (2019年11月3日 10時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：satochan0101 x他1人 | 作成日時：2019年8月4日 20時
