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妖しい惚れ薬の段4 ページ12

差し出されたお茶に手を伸ばすが、ピタリと止まった



『こんなことお聞きするのは失礼ですが、何も入ってませんよね?』



雑渡昆奈門「入れないよ。ほら、喉渇いたでしょ?」



ぐいぐいとお茶を押し付けてくる雑渡昆奈門にAは、断っても飲ませてきそうだと感じていた



恐る恐る湯呑みを持ち上げ、唇に近づける



一口ごくっと飲むと、ほんのり甘い味が口に広がった




『甘いお茶…』



雑渡昆奈門「うん。隠し味を入れたからね。」




その隠し味とやらが気になったAだったが、取り敢えず全て飲み干した



だが、飲み干した瞬間に目の前がぼやけ始めた




『…は?』



雑渡昆奈門「Aちゃん、いーぱい可愛がってあげるからね。」



その言葉を最後に、Aは目を閉じた





眠ったAを雑渡昆奈門が抱き上げ、部屋へと向かい出す




お茶に何が入っていたかと言うと、もちろん伊作が、作った惚れ薬だ




上手く行ったことに雑渡昆奈門は、心の中でほくそ笑みながら、部屋へと入った





襖を閉めると、真っ白な布団を引く




雑渡昆奈門「畳の上に寝かせるなんてしたくないからね。こんなに気遣うのはAちゃんだけだよ。」




布団で眠るAの肌を触りながら、そう呟く




寝ているとあどけなさも出るAに雑渡昆奈門の頰は自然に緩んでいた




雑渡昆奈門「本当に可愛いね。早く起きてよー、」




すると、Aの手がピクリと動き、ゆっくりと目を開いた




『…ん…』



雑渡昆奈門「おはよう。早かったね。」




『…雑渡昆奈門さん…』



雑渡昆奈門「Aちゃん、私のこと好き?」




ぼーっとしていたAは、雑渡昆奈門にそう聞かれるとぱあっと顔を明るくした




『はい!大好きです!』



雑渡昆奈門の手をぎゅっと握りながら、笑顔で言った

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設定タグ:忍たま , 逆ハー   
作品ジャンル:ラブコメ
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airi01012005(プロフ) - ゆっちさん» リクエストありがとうございます! (2019年11月9日 20時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - airi01012005さん» 今晩は!リクエストです。夢主と6年生が敵に操られてしまい4年と5年生と戦って元に戻るのをお願いします。操られて居るとき夢主が狼を呼び寄せる犬笛を使用してほしいです!よろしくお願いします!後今日の更新楽しみにしてます!頑張って下さい! (2019年11月9日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - メロンソーダ大好き人間さん» 嬉しい言葉ありがとうございます!実は、いま受験生なので中々更新が難しくなってしまいました…休日などに少しずつ投稿していくので楽しみにしていただけると嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年11月9日 1時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ大好き人間 - お久しぶりです!相変わらず面白いですね!!最近更新出来てないようですけど大丈夫ですか?余り無理しないでくださいね!!続き気になります!頑張ってください! (2019年11月8日 22時) (レス) id: 0747bee2c2 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - ゆっちさん» お願いします! (2019年11月3日 10時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:satochan0101 x他1人 | 作成日時:2019年8月4日 20時

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