↑reverse↓【yellow】 ページ8
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楽しそうに笑う彼と
頬を涙が伝う彼女。
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ほら、またカチッと音がして
物語は始まる――。
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真っ暗な部屋の中、目を覚ました私。
その途端、彼はぱっと私から飛び退いた。
優しげな笑みを浮かべる彼は、私のお兄ちゃん。
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パーカーのポケットの端からはカッターが覗いている。
少し不審に思ったが、
お兄ちゃんには自傷癖があったっけ、と納得した。
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私は彼の部屋を後にすると、
自分の部屋に行き荷物を持って、学校へ向かった。
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通学路で同じクラスの女子グループに出会った。
彼女たちはげらげらと笑っている。
その横で、私は転んでしまった。
彼女たちは私から離れていった。
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学校では、つまらない授業を受けた。
先生が私に怒った。
後ろから横から、ちょっかいをされた。
・
お弁当は一人で食べた。
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また、つまらない授業を受けて
ホームルームが終わると
家に帰った。
・
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ごはんはお兄ちゃんの残りを食べた。
・
お兄ちゃんだけが、私の味方。
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そして、またカチッと音がして
物語は通常の流れに戻った。
・
『亮にいだけが私の味方――、』
・
・
【end】
続く
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sato(プロフ) - 皆様へ*各話に考察を載せることにしました！ 是非そちらの方もご覧下さい。（今から更新するため、反映には数十分かかると思われます。） (2015年8月21日 21時) (
レス) id: 007cb42033 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - satoさん» なぁー (2015年4月26日 20時) (レス) id: 4b2e6dc7cf (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - おーよかったです！！考えてみたのですが全く歯がたたず…。ヒントを教えてもらえないでしょうか？ (2015年4月6日 21時) (レス) id: 9d9139b824 (このIDを非表示/違反報告)
sato(プロフ) - しおりさん» コメありがとうございます！ 考察ですが、正解です！ その話にはいくつか答えがあるので、それもよかったら探してみて下さい！ (2015年4月6日 20時) (レス) id: 3fc9186e94 (このIDを非表示/違反報告)
sato(プロフ) - しょうりんさん» コメありがとうございます！ 他作品まで見て下さって本当に嬉しいです( ´ ▽ ` ) 作者としても死亡率と致死率は結構好きでした(笑) (2015年4月6日 20時) (レス) id: 3fc9186e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sato
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yanderesakusya/
作成日時：2015年3月1日 22時
